2025.12.08【クマ】加茂市の民家の床下に子グマ「ぞっとした」冬眠せず住宅地出没、新発田市でも【新潟】
クマが冬眠せずに住宅地に出没
クマが冬眠せずに住宅地に出没しています。
加茂市では、民家の床下に入った子グマが箱わなを使って捕獲されました。これまで11月下旬から冬眠していきますが、専門家は「まだエサが獲れるのでなかなか冬眠しない」と指摘します。
こちらの映像は、午前9時すぎに加茂市下高柳にある民家の敷地内で撮影されました。目撃されたのは体長50cmほどの子グマです。警察や市によりますと午前9時半前、地区の区長から「子グマらしきものが1頭いる」と市に連絡が入りました。
■民家に住む女性
「クマはここにいた。このくらいあまり大きくない。」
クマは民家の床下に潜り込み、午前11時すぎに箱わなを使って捕獲されました。
■民家に住む女性
「ぞっとした。(クマは)よそにいるものだと思ったが、身近にいて。」
また、新発田市蔵光でも体長50cmほどの子グマ1頭が柿の木に上っているのが見つかり、猟友会らによって捕獲されました。
県内で相次ぐクマの目撃-
これまでは11月下旬~12月上旬にかけて冬眠すると言われていましたが、新潟大学の箕口秀夫名誉教授は「人里・市街地に依存しかけているクマはエサがたくさん獲れるのでなかなか冬眠しない」と指摘します。また、山間地では空き家・市街地でも隠れて落ち着けるような場所で冬眠してしまうため、冬眠できそうな場所を極力なくすことも大切と話します。