2025.12.11社長自ら保健所に連絡、生育不良や注文増加で・・・「キノコ」の産地偽装【新潟】
県外産のしいたけなどを新潟県産と偽って販売
キノコ類の栽培と販売を手がける新潟市南区の会社が、県外産のしいたけなどを新潟県産と偽って販売していたことがわかりました。
■中山食茸 中山芳雄社長
「その一時期だけなんで、まあという感じで認識が甘くて。そのときだけ乗り越えようと思って仕入れました。ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございませんでした。」
謝罪したのは、新潟市南区にある中山食茸の中山芳雄社長。新潟市保健所によりますと、中山食茸は少なくとも2023年10月~2025年6月までの間、群馬県産のしいたけや熊本県産又は茨城県産のきくらげを使った業務用の加工食品など、合わせて約2000kgを新潟県産と偽って卸売業者に販売していました。
中山社長によりますと、機械の故障や生育不良、さらに取引先からの注文が増加しため、欠品を避けようと県外産を一時的に仕入れたということです。
■中山食茸 中山芳雄社長
「どうしても納品したいって気持ちで、県外のキノコ屋さんからキノコを分けてもらったりとか調達した。それで県外産の表示を新潟県産として出荷してしまった。」
取引先の問い合わせを受け、社長自ら保健所に連絡したことで偽装が発覚したということです。新潟市保健所は、再発防止策の徹底や表示の是正を指示しました。中山社長は「今後このようなことは一切しない」と話しました。