2025.12.17時代を感じる年賀状に添える「ある一言」が増加、各地で新年の準備すすむ【新潟】
デザインは、デジタル印刷機を使う光沢のある金色が人気
ちょうど2週間後は大晦日。各地で新年を迎える準備が進んでいます。三条市の印刷会社では、3万枚を超える年賀状の印刷を進めています。最近は、年賀状に時代の流れを感じる〝ある一言〟を添えることが増えているといいます。
三条市にある印刷会社では、年賀状の印刷作業が着々と進められています。この会社では、来年の干支・午(うま)をあしらった36種類のデザインを取りそろえています。
■三条印刷 風間昌巳さん
「金色は、とくにここ2~3年人気があります。高級感があっていいと思います。」
デジタル印刷機を使う光沢のある金色が人気だといいますが、受注数は2024年の約5万2000枚に対し、今年は12月17日時点で約3万4000枚・・・。毎年3割ずつ減っているといいます。
■三条印刷 風間昌巳さん
「ここ1~2年、年賀状を出すときに1行追加で『今年で年賀状じまいさせていただきたい』と添えるお客さんや企業が多くなってきました。」
SNSの普及や企業などはコスト削減を理由に『年賀状じまい』が進んでいます。時代と言えばそれまでですが、風間さんは年賀状を文化として残したいと考えています。
■三条印刷 風間昌巳さん
「年賀状は温かさがある。人が一生懸命 手書きで書いたり作ったりして。年賀状はこの先も出していけるような環境や人とのつながりを、これからも続けていってもらいたいと思います。」
年賀状の印刷は、来週いっぱいで終わる予定です。