2026.03.06【特集】12年ぶり6度目の出場『日本文理』導入されるDH制 使わない選択肢も:春のセンバツ甲子園【新潟】
12年ぶり6度目の出場『日本文理』
春のセンバツ甲子園では、今回の大会から高校野球に大きな変化が起こります。それが『DH制の導入』です。DHとは指名打者とも呼ばれますが、投手の代わりに打席に立つバッティング専門の選手のことです。守備につくことはありません。
下記3つの目的から導入されることとなりました。
1.部員数減少のなかで新たな活躍の機会創出
2.熱中症などの健康対策
3.学生野球全体で採用されていること
センバツに出場する『帝京長岡』と『日本文理』2校のDH候補は誰になるのか。
今回は、『日本文理』のチームの特徴とともに紹介していきます。
【日本文理】――――――――
12年ぶり6度目の出場『日本文理』。
伝統のつなぐ打線を武器に、秋の県大会は優勝、北信越大会では準優勝を果たしました。
■日本文理 渡部倖成主将(2年)
「1番から9番まで全員が打てる。止まることなくつなげられるというのが、このチームのいいところ。」
そう語るキャプテンの渡部倖成。不動の4番として、北信越大会では打率4割超えと躍動しました。
その渡部と共に打線をけん引するのがー
北信越大会・準決勝で特大のホームランを放った3番を打つ秦碧羽(はた あおば)。高校通算HRは11本を誇る長距離砲です。
長打力に加え、広角に打てるバットコントロールも魅力のひとつ。甲子園でも快音を響かせます。
■日本文理 秦碧羽選手(2年)
「ワクワクというか楽しみな気持ちが強い。一番はホームランを打つことだけど、チームに流れをもたらすような一打を打ちたい。」
そして、投手陣の注目はエース・染谷崇史。最速134km/hの直球と3種類の変化球を操る、制球力の高いピッチャーです。
■日本文理 染谷崇史投手(2年)
「ストレートと変化球のコンビネーションでコーナーにコントロールして、チームの一番の武器であるバッティングに流れを引き込むようなピッチングをしたい。」
そして、注目の『DH候補』。強打の選手が揃うなか、DHを使わない選択肢も…。
その理由はー
チームのエース・染谷の打撃力。ピッチングだけでなく打線の一角としても期待されています。
■日本文理 染谷崇史投手(2年)
「DH制を使わないということで、なかなか珍しいことだと思う。二刀流を目指して、センバツでもヒットを打ってチームに貢献できたらと思う。」
1・2年生にとっては入学後、初めての甲子園。
なかでも、幼いころから甲子園に強いあこがれを持ってきた選手がいます。2年生の安達煌栄千(あだち こうえいち)は、俊足好打のセンターです。
■日本文理 安達煌栄千選手(2年)
「自分の父が甲子園で2勝して『甲子園は人生が変わる場所だ』と言われて野球を続けてきた。」
安達の父・昇栄千(しょうえいち)さん。高校時代は中越で夏の甲子園に出場しました。父から指導を受けてきたなかで、大切にしている言葉があります。
■日本文理 安達煌栄千選手(2年)
「『このくらいの球なら打てるな』など、気持ちの余裕を持って戦うように言われた。」
その教えを体現した試合がありました。
2025年秋の県大会・決勝。一打サヨナラの場面でバッターボックスには安達。優勝を決めるサヨナラタイムリーを放ちました。
甲子園でも教えを胸に、父を超える活躍を誓います。
■日本文理 安達煌栄千選手(2年)
「父が甲子園で盗塁を1個決めているので、それは絶対に超えたい。最後に優勝旗をこのグラウンドに持ってこられるように頑張りたい。」
春のセンバツ甲子園は、3月19日(木)から開幕します。