2026.03.18民間運営であらたなスタート 村上市「ぶどうスノーリゾート」シーズン終え見えてきた課題【新潟】
夏場はキャンプ場や民泊など敷地活用
民間企業の運営で新たなスタートを切った村上市のスキー場が最終営業日を迎えました。シーズンを終えて課題も見えてきました。
村上市にある『ぶどうスノーリゾート』。今シーズンから民間企業が経営を引き継ぎ、ぶどうスキー場から名称をかえて営業しています。
■村上市在住(15)
「雪質も良くてありがたい。気持ち良く滑ることができる。」
■村上市在住70代
「もうぶどうは来られないかなと思ったけど、復活してくれた。ずっと永遠に続いていただきたい。」
経営を引き継いだのは、東京のIT企業『シンクファースト』。沼前純一社長は週末になるとゲレンデを訪れていました。
■シンクファースト 沼前純一社長
「実際にまわさないとわからないところも多くあって。実際にまわしたけれど、いろいろな問題がやっぱり出てくるもので。」
沼前社長は、2025年10月に村上市から経営を引き継ぎました。スキー場の運営には専門的な知識が求められるため、ぶどうスキー場で働いていた人たちを即戦力として雇用しました。
食堂のメニューも改良し、地元食材にこだわった約20種類をそろえました。調理を担当するのは、食堂を支えていた地元のお母さんたちです。
■30年近く働く 渡辺久美子さん
「スキー場がないと集落がさびれる。集落がまた活性化して、みんながワーワーすることが最高に良かった。」
元日にオープン。
30年以上通う常連客も、この日を心待ちにしていました。
■開業当初から通う 赤島清一さん
「最高の気分です。(雪の)感触が良いし、スキーできるということ自体が最高です。シーズン券を買った。」
今シーズンからスキーやスノーボードのレンタル用品を増やしました。また、レベルの高い指導員の資格を持つスタッフがそろい、スクールも開校しました。
■スクールを受講 岡山から
「いままで教わってきたこととまた違う角度からのアドバイスがたくさんあって、もう目からうろこという感じですごく楽しかったです。」
■スクールを受講 胎内市から
「今シーズンいっぱい受けたおかげで、(滑りが)かっこよくなったと思います。」
■ぶどうスノーリゾート スキースクール 本間佳史校長
「日本最高峰の検定だったりとか、今年も何名か合格者がこのスクールから出ています。」
3月15日-
今シーズンの営業最終日を迎えました。
■村上市在住(15)
「村上市にひとつしかスキー場がないので、そこがなくなるとだいぶ自分たち的にも苦しいところがあったので、また今年もできてうれしいです。」
地元のお母さんたちが作る食堂もにぎわいました。
■胎内市から40代
「ホルモン。多分今年からだと思います。初めて食べたけどおいしかったです。」
■村上市在住 小学生
「午後からもずっと滑っていられるくらいおいしいです。」
今シーズンの来場者は、約6000人。
ぶどうスキー場の最終シーズンを除き、ここ数年の来場者と同程度の数字です。
(2022年度 約6000人/2023年度 約5000人/2024年度 約1万3000人)
現場を見てきた支配人はー
■ぶどうスノーリゾート 飯山達哉支配人
「1月1週目とか本当にお客さん来なくて『このままいったらどうしよう』っていうなかで、2月に入ってから村上市民の方が『ぶどう今年やってんの』みたいな。」
シーズンを終えて見えてきた課題は〝集客や周知の難しさ〟。
沼前社長は開業が確定した10月からの準備となり、平日の団体客の受け入れなどに出遅れたと話します。
■シンクファースト 沼前純一社長
「(客入りが)少なかったですね。売り上げもその分伸びていない。必要経費がいっぱいかかっていて、赤字の幅とかも結構大きい金額になった。」
今後は、夏場の営業としてキャンプ場や民泊など敷地を活用しながら、次の冬の準備を進めることにしています。
■シンクファースト 沼前純一社長
「ファミリーや初級向けにも力を入れて、いまはやっていきたい。どんな方が来ても楽しめるようなところを改良しながらやろうと思っています。」