2026.04.06【特集】「放課後の生徒の居場所づくり」大学生が中学生とスポーツ交流:部活動の地域移行【新潟】
大学生が学校終わりの中学生と運動を通して交流する活動『放課後スポーツタイム』
県内の大学生が放課後の中学生にスポーツの魅力を伝える活動をしています。〝部活動の地域移行〟が注目されるなか、将来の夢に向かって中学生と笑顔で向き合う学生を取材しました。
放課後-
体育館で生徒たちと交流するのは、教員でも地域クラブのコーチでもなく大学生の長谷川絢輝さん、新潟医療福祉大学に通う4年生です。
■新潟医療福祉大 長谷川絢輝さん(21)
「生徒たちが自分のところに来てくれて、一緒に楽しめる点がこの活動の一番のやりがい。先生と生徒という関係ではなくて、年の近い兄弟のように接することができるのが、この活動の一番のメリット。」
長谷川さんが参加しているのは、その名も『放課後スポーツタイム』。大学生が学校終わりの中学生と運動を通して交流する活動です。
教員の長時間労働などの課題解決に向け進められている〝部活動の地域移行〟。新潟市内でも光晴中学を含め部活動を取りやめる学校があるなか、「放課後の生徒の居場所づくり」が課題のひとつに挙げられます。
■元テニス部
「(部活動廃止で)体を動かす機会を自分で見つけられなかったので、そのきっかけになってよかった。」
長谷川さんの通う新潟医療福祉大学は、2025年10月に地域のスポーツ振興に取り組む団体と連携し『放課後スポーツタイム』を始めました。
■ハピスカとよさか 倉田健吾さん
「学生が来てくれるおかげで、中学生もすごくリラックスして毎回楽しみに来てくれるようになったのでとても助かっている。」
■新潟医療福祉大学スポーツ振興室 南俊之室長
「(参加学生には)教員や心理カウンセラーを目指している子がいたり、学生の将来ビジョンに合わせた形で取り組めているので、大学生にとってもメリットの大きい取り組み。」
これまで新潟市北区の中学・3校で月に2回のペースで実施。長谷川さんを含む14人の学生が参加し、各学校に分かれて活動しています。
■新潟医療福祉大 長谷川絢輝さん(21)
「自分が目指しているのが体育の教員なので、『放課後スポーツタイム』でスポーツを通して中学生と関われる機会があることが一番やりたいと思った理由。」
高校時代は野球部に所属し、甲子園を目指してプレーしていた長谷川さん。大学入学後は、保健体育の教員になるための勉強に専念してきました。
■新潟医療福祉大 長谷川絢輝さん(21)
「普段は体育の専門種目についての勉強も多いのですが、教職に関係する教育の原理の歴史についての勉強をしていることも多い。実際に中学生たちと関わってみてやっぱり先生をやりたいと感じ、先生になりたいというモチベーションを保っている。」
7月には教員採用試験が迫るなか、『放課後スポーツタイム』に向けての準備にも力を入れてきました。
■新潟医療福祉大 長谷川絢輝さん(21)
「これは放課後スポーツタイムで行う『ジェスチャーリレー』で使うお題。子どもたちのジェスチャーがかわいくなるようなお題を考えて作った。子どもたちがどんなジェスチャーをするのかすごく楽しみ。」
この日は、10人の生徒が参加しました。会費は無料で、放課後に学校内で実施するため保護者の送迎も必要ありません。準備体操の後は、長谷川さんが準備をしていた『ジェスチャーリレー』です。様々なお題をジェスチャーで仲間に伝えていきます。
■新潟医療福祉大 長谷川絢輝さん(21)
「最初から笑顔でもっと近くで子どもたちのジェスチャーを見たかった。本当に楽しそうでよかった。」
『放課後スポーツタイム』では、毎回様々なスポーツに挑戦します。この日取り組んだのは『ユニバーサルホッケー』。プラスティック製のパックを専用のラケットを使ってゴールを狙うスポーツです。長谷川さんも生徒に交じって試合に出場です。
試合中盤-
長谷川さんのチームは劣勢ですが・・・表情は笑顔!生徒と交流するうえで、大切にしていることがあるといいます。
■新潟医療福祉大 長谷川絢輝さん(21)
「部活動じゃないので競技性を高めるところを重視するのではなく、みんなが楽しめるようにまずは自分が楽しんで、それにつられて子どもたちも笑顔になってくれたらいいなと思っている。」
長谷川さんを生徒たちは-
■参加生徒
「初対面でも仲良く接してくれてすごく楽しかったです。」
■参加生徒
「めっちゃ優しくてしゃべりやすいし、最初から友人みたいな感じですごく楽しかった。絶対に良い先生になれると思います。」
■新潟医療福祉大 長谷川絢輝さん(21)
「一番なりたい先生像がみんなが楽しめる授業を作れる先生になので、今回の『放課後スポーツタイム』のようにスポーツを通じてクラスのみんなを仲良くできるような教員になれるように頑張りたいです。」