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2026年04月16日(木)本日の番組表

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2026.04.16【柏崎刈羽原発】二度の延期を経て 2012年以来 約14年ぶりに営業運転再開【新潟】

【柏崎刈羽原発】二度の延期を経て 2012年以来 約14年ぶりに営業運転再開【新潟】
原子力規制委員会から稲垣所長が使用前確認証を受け取る
柏崎刈羽原発が約14年ぶりに営業運転を再開しました。相次ぐトラブルで二度に渡る延期を経ての再開です。

柏崎刈羽原発では、4月16日まで数日間にわたり営業運転前の最終検査としてフル出力での運転で各設備の圧力や蒸気の量などを記録し、正常に機能しているかを確認する総合負荷性能検査を実施。問題は確認されず、営業運転前のすべての検査が終了したとして16日夕方、原子力規制委員会から稲垣所長が使用前確認証を受け取りました。

これにより、2012年以来 約14年ぶりの営業運転再開となりました。

■柏崎刈羽原発 稲垣武之所長
「あらためて身が引き締まる思い。今後も安全最優先で運転を続けて参りますので、どうぞよろしくお願いします。」


営業運転までの道のりは、まさにトラブル続きでした。
2026年1月の再稼働後、当初は2月26日の営業運転再開を予定していましたが、制御棒を引き抜く作業中に電動機制御盤に警報が作動するトラブルで延期。さらに、3月は発電機からわずかな電流が地面に漏れていることを示す警報が作動したとして、発送電を停止し再び延期となっていました。

3月22日に再び発送電を開始し、27日にフル出力状態となり当初の予定より約2カ月遅れて営業運転に移行しました。

■柏崎刈羽原発 稲垣武之所長
「やはりまだまだご不安な気持ちが強いというのは相当実感している。安全上の支障があること、または運転継続に支障があるもの、運転員にストレスがかかるものということが出てきた場合には、私としてしっかり判断をして対応してまいりたいと考えています。」

東京電力によると、次の定期検査は2027年4月を予定していて、それまでの間 首都圏に向けて電力供給することができます。


JR新潟駅前では、原発に反対する市民団体がスタンディングを行い、営業運転再開に対して抗議の意思を示しました。

■規制庁規制員会を監視する新潟の会 桑原三恵代表
「いろいろなトラブルもあったにもかかわらず営業運転を開始したということで大変残念に思っているし、東電を厳しくチェックしながら原発のない新潟を目指して県民に訴え運動を進めていきたい。」

市民団体は、東京電力に対して営業運転と6号機の停止を求める申入書を提出しています。


その一方で、柏崎刈羽原発から約3kmの場所で民宿を営む須田聖子さん。この日を待ち望んでいました。

■民宿たや 須田聖子さん
「資源の少ない日本のために何とか動いてほしいなと思っていた。関東に(電気を)送って関東や日本を元気にしてもらいたい。その思いの方が強い。」

2012年に運転を停止するまで発電所で作業する職員らの定宿でした。停止期間中、関係者の宿泊はまばらでしたが、1月に6号機が再稼働してからは関連企業などから10人以上の宿泊予約が入ることもあるといいます。

■民宿たや 須田聖子さん
「また点検などで以前利用してくださった方々の顔を見られえたらいいなと思いながら、元気にしているかなと待っています。」

客室から見える、柏崎刈羽原発。
50年間、原発とまさに『共存』してきた須田さんにとって、地元で作られた電気が日本を支えていることは誇らしいといいます。

■民宿たや 須田聖子さん
「営業運転を迎えるにあたり、いろんな方々の思いがあったと思う。柏崎市民の声や県民の声・先人の思いなど、(東京電力には)忘れないで頑張ってほしい。」

再稼働しても、いまだ賛否が渦巻く原発問題。この間もトラブルが続いたなか、東京電力には県民に寄り添う姿勢が求められます。


営業運転再開を受けて、柏崎市の桜井雅浩市長は先ほど「ようやく本来の姿に戻ったという実感。東電には脱炭素電力の供給という責任を果たしてもらいたい。柏崎市も安全、安心、豊かこの3つを求めながら責任を果たしていく。国に対しては『地元同意』の非合理を国会において議論していただきたい」とコメントを発表しました。
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