• 現在のお知らせはありません。

2026年04月30日(木)本日の番組表

UXニュースNEWS

2026.04.30春グマの出没相次ぐ「クマも山菜は大好き」専門家の調査に同行 今年のエサは【新潟】

春グマの出没相次ぐ「クマも山菜は大好き」専門家の調査に同行 今年のエサは【新潟】
1~3月までのクマの出没件数が66件で過去最多
県内では、冬眠明けの春グマの出没が相次いでいます。2025年はクマのエサとなるブナの実が凶作でしたが、今年のエサの状況について専門家の調査に同行しました。

4月22日、妙高市の『道の駅あらい』で目撃されたのは体長約1mのクマです。

■クマを目撃
「レジの中にいて外を見たら自動ドアが開いて、黒い大きな物が入ってきた。」

幸い施設内には入ってきませんでしたが、警察は一時 道の駅の駐車場に入らないよう規制をかけました。県によりますと、1~3月までのクマの出没件数が66件で過去最多だったということです。


まだ雪が残る魚沼市大白川。
4月15日、クマの生態に詳しい新潟大学の名誉教授・箕口秀夫さんの調査に同行しました。箕口さんは、5年ほど前から大白川の集落にカメラを設置して、クマやイノシシなどの野生動物の調査を続けています。

■新潟大学 箕口秀夫名誉教授
「ここの部分がちょっとしたくぼ地で、雪が積もっていて分かりづらいが。花が終わると葉っぱが急速にばけもののように大きくなる。クマは大きくなるやわらかいミズバショウの葉っぱが大好き。」

2025年7月に定点カメラが捉えたのは、ミズバショウの葉っぱを食べるクマ。毎年同じ時期に現れると言います。

■新潟大学 箕口秀夫名誉教授
「必ず6月下旬から7月上旬になると、ここに何頭かクマがやってきてミズバショウの葉っぱを食べている。」

周辺に生えているのは、ブナの木です。

■新潟大学 箕口秀夫名誉教授
「こんな豊作は本当に久しぶりですね。」

箕口さんが注目したのは、ブナの花です。

■新潟大学 箕口秀夫名誉教授
「ブナ林に関して言うと、ブナの花がたくさん咲いているのでエサという意味では豊富にある。クマにとっては、今年の秋は食べるものがたらふく。春はいい年でたくさん子どもが産まれるでしょうね。」

この秋は、クマの好物であるブナの実が8年ぶりの豊作の年だと言います。一方で、里山でも人里に近い場所に定着して生活するクマは、ブナ林を知らない可能性を指摘します。

■新潟大学 箕口秀夫名誉教授
「ブナ林を知らないクマにとっては、今年の春はエサが非常に少ない。去年の秋に落ちたドングリ・木の実が春先のエサとしては非常に重要だが、去年の大量出没の原因のひとつになっているドングリ類が全くない状況。今年の春、探しようもない状況になっている。」

この春、単独の子グマが多く目撃されていますが、その理由は『去年秋のエサ不足と大量出没』が原因ということです。

■新潟大学 箕口秀夫名誉教授
「母親も自分が生活する。冬眠するために栄養を取るのが精いっぱいで、なかなか子グマの面倒を見られない。子グマもお母さんが構ってくれないと自分で勝手に探すようになる。子グマも単独ではぐれてしまう。」

こちらは、4月28日に撮影された大白川のブナ林。日当たりの良い場所は雪も消えていました。ゴールデンウィークに入り、登山や山菜採りで山に入るケースもあると思いますが、箕口さんはクマへの対策を呼びかけています。

■新潟大学 箕口秀夫名誉教授
「クマも山菜が大好きだから。複数の人で行くこと、鈴などの鳴り物を持っていくこと、クマが活動する朝晩を避けて昼間に活動する。この3つが山でクマに遭わない三原則なので、三原則を守って山菜採りに出かけてもらうことが必要。」
ページのトップへ