2026.05.07【特集】湧き出す原油・・・池が真っ黒だったあの場所、その後:新潟県は「原油」生産量が日本一【新潟】
かつて日本一の産油量を誇った『新津油田』
中東情勢の悪化に伴い、原油の生産量が日本一の新潟県に注目が集まっています。産地の現状と国内生産の課題を取材しました。
石油の里として知られる新潟市秋葉区。
かつて日本一の産油量を誇った『新津油田』があり、1996年まで原油の採掘が続いていました。
■秋葉区の住民
「昔から石油を掘っていた。湧き上がっている、自然に。」
■秋葉区の住民
「そのわきに小川が流れていて。小さいときから見ているので、当たり前でびっくりはしないんですけど。においとかは全然ないですね。」
秋葉区役所から車で10分ほど山に入った場所では・・・2021年、土砂などをためておく池の一部が〝黒い油〟で覆われていました。原因は、池の近くにあった原油採掘のための『井戸』。かつての井戸が関係する石油の湧き出しは秋葉区で6カ所確認されていて、新潟市はオイルフェンスや分離槽を作るなどして対策をしています。
2026年4月-
■入澤芽生記者
「2021年に黒く濁っていた池は、所々透き通って池の中が見えるところもあります。」
■秋葉区産業振興課 相馬浩幸課長補佐
「色々な調査をして工事を実施している。4年かかって今この状態まできたところです。見た目の透明度もだいぶ復活してきたのかなと思っています。」
新潟市は今年度、対策費として国と県の補助を含む1億2000万円の予算を計上。それでも6カ所の井戸を封鎖するには時間がかかるといいます。
■秋葉区産業振興課 相馬浩幸課長補佐
「(地中の)本当に見えないものを相手にしているので、今後おおむね10年のうちには(封鎖を)完了できるよう取り組みを進めております。」
住宅地に近い場所では、生活用水や農業用水に油が混ざらないように対策をしています。
■秋葉区区民生活課 青田豊主幹
「マットが浮くタイプで油を吸着する。これが3つつながっています。油を吸着してきれいな水が2層目に、それを繰り返して3層目までやって。最後が、ほぼ油がない水を水路に戻すという形ですね。」
吸着マットを使って油を取り除く『分離槽』を区内に13カ所設置しています。湧き出る資源を有効に利用したいところですが・・・。
■秋葉区産業振興課 相馬浩幸課長補佐
「活用に向けて色々な形で取り組んだが、いまは活用できていない。やり尽くしてしまっている状況。」