2026.06.12「頑張れ川上!」回復願う〝29〟野球界で支援の輪が広がる:県出身・プロ野球審判員 緊急手術から1カ月半【新潟】
野球界ではヘルメット着用義務化の動きも進んでいる
小千谷市出身で中越高校野球部からプロ野球の審判員となった川上拓斗さんが、試合中のアクシデントで救急搬送されてから1カ月半がたちました。川上さんの早期回復を願い、ある活動が野球界で広がっています。
川上さんは4月、球審デビューとなる1軍の試合で打者の手から離れたバットが側頭部に当たり救急搬送。8日、NPBが現在の状況について家族のコメントを発表しました。
■家族コメント
「まだ意識回復とは言えないものの、家族やお見舞いの方々に対してまばたきしたり腕を動かすなど、受傷直後に比べると良くなっていると感じます。拓斗は懸命に頑張っております。」
川上さんの早期回復を願い、いま野球界で『支援の輪』が広がっています。
■JABA県野球連盟 桜井智審判部長
「川上審判員とこのグラウンドに共に立っていることを感じるし、何よりも川上審判員から力をもらってグラウンドに立っている気持ちになる。」
社会人野球のJABA県野球連盟で審判部長を務める桜井智さん。両腕に着けているのは〝29〟と記されたリストバンドです。
■JABA県野球連盟 桜井智審判部長
「実際何か行動に起こせないかなと、川上さんの袖番号の〝29〟をあしらって何かやれないかということが始まり。」
以前から川上さんと親交があった審判部の仲間と共に、川上さんが好きだという『オレンジ色』のリストバントを作成。大会で身に着けています。
「頑張れ川上!ファイトだ、拓斗!」
すると、思わぬ反響が―
■JABA県野球連盟 桜井智審判部長
「JABA沖縄県野球連盟の方から、我々にも譲ってほしいという話をもらい何個かあげた。それがいろんなところで報道されるきっかけとなって、それならInstagramで申し込みの窓口を作ってみるということで、やったら正直びっくりするぐらいの状況になった。」
4日前に販売を開始すると問い合わせが殺到。北は北海道、南は沖縄から約900個の注文がありました。
■JABA県野球連盟 桜井智審判部長
「一部事務費的なものを除いたすべて(収益)を川上さんの元へ届けたい。これ(販売)を本分としてやっているわけではないのでご迷惑をおかけするのかもしれないが、確実に手元に届くように対応する。」
川上さんの事故以降、野球界ではヘルメット着用義務化の動きも進んでいます。
■JABA県野球連盟 桜井智審判部長
「審判員の安全対策がおそらく野球の歴史のなかで初めて言われるようになったと思う。もう一度、一軍のプロ野球の舞台に立って球審としてしっかり仕事をするその姿を見たい。絶対に戻ってきてほしい、その思い以外ない。」