2026.07.01なぜ「外来のカメ」が・・・ハス食べ尽くし激減、カメ捕獲作業の取り組み【新潟】
多いときは1日に140匹を捕獲
外来のカメにより〝潟〟の環境が脅かされています。ラムサール条約にも登録されている新潟市の湿地『佐潟』で繁殖している外来のカメが、ハスを食べ尽くす被害が発生しています。元の環境を取り戻そうと、地元の任意団体がカメの捕獲作業に取り組んでいます。
■白井希咲記者
「こちらの佐潟、元々は一面にハスがあったということですが、現在は手前の一部分だけになってしまっています。」
ラムサール条約に登録されている新潟市西区の『佐潟』。冬には白鳥が飛来するなど多様な動植物が生息していますが、ここ数年で潟の環境が大きく変化しているといいます。
■海川潟ん子 中務謙吾さん
「(10年前は)ハスの上を歩けるんじゃないかというくらい水質もきれいで素晴らしい公園だったが、(ハスが)なくなって水面しかなくなったときは残念な気持ち。」
海川潟ん子の中務謙吾さんは、佐潟の環境を守ろうと活動を続けています。
こちらは、佐潟にあるハス。約10年前の写真と比べると激減しているのが分かります。
その原因は-
佐潟に生息していたのは外来生物の『ミシシッピアカミミガメ』。条件付特定外来生物に指定され、家庭での飼育は許可が必要ありませんが野外への放出が禁止されています。
なぜ、外来のカメが多く発生するようになったのでしょうか。
■海川潟ん子 中務謙吾さん
「(大きくなると)25cmくらいになる。維持管理できないけど殺すわけにはいかない。それを放流してしまった(ことが要因)。」
捕獲作業は2024年から始まり、多いときは1日に140匹を捕獲したといいます。1日は、20カ所を回り12匹を捕獲しました。ハスが減ったことで佐潟の水質にも悪影響が出ているといいます。
■海川潟ん子 中務謙吾さん
「(Q.結構濁っていますね)昔は泳げた。ハスの浄化作用がなくなってしまったので、水質も変わってきているのかと。」
一方で、ハスを復活させるため地元の有志団体によって人工的に育てる取り組みも進められていて、ハスは徐々に増えつつあると言います。
■海川潟ん子 中務謙吾さん
「一面埋め尽くせるぐらいのハスが戻ってくれれば、にぎわい創出にもつながる。自然豊かなことを知ってもらい、楽しんでもらえる潟になってほしい。」
佐潟では、今後もカメの捕獲作業が続けられる予定です。