2026.07.10【夏の高校野球】〝負けられない思い〟2025年夏王者・中越に挑む東京学館新潟【新潟】
東京学館新潟 4-1 中越
3年前の王者『東京学館新潟』。チームを引っ張るのは、キャプテンでキャッチャーの山田浩槻。初戦の相手は2025年の王者『中越』。山田には絶対に負けられない理由がありました。
■東京学館新潟 山田浩槻主将(3年)
「山岸や本田や丸山が同じチームだったので。」
中学校時代、同じチームで戦った元チームメートの3人が中越のスタメンにいます。
■東京学館新潟 山田浩槻主将(3年)
「今年こそはオレたちが(甲子園に)行くということで、スタンドもメンバーもこの試合にかけてやってきた。」
相手に不足なし。いざ、夏の王者攻略へ。
1回、東京学館新潟の先発は最速140km/hの背番号10番・高橋遵。2025年夏の甲子園を経験した選手たちを三者凡退で切る最高の立ち上がりをみせます。2回、中越の先頭は4番・山岸宏成。山田の中学時代のチームメイトのひとりです。
■東京学館新潟 山田浩槻主将(3年)
「お互い甲子園を狙っている選手なので、正々堂々戦おうと話した。」
元チームメイトにこの試合初めてのヒットを許します。4回、中越2番・本田寛風。「このバッターはバントもあるぞ」元チームメイトの持ち味はわかっています。セーフティバントアウトと簡単にはやらせません。そして、先ほどヒットを打たれた4番・山岸。初球インコースを攻めるなど三振に抑え、同じことを繰り返しません。しかし、中越の先発でエース・丸山隼叶の前に打線が沈黙・・・。試合は、6回が終わって0-0。両チーム、ヒットはわずかに2本と白熱の投手戦となりました。
気温34℃の長岡市で7回、無四球だった先発・高橋の手元が狂い始めます。ツーアウト2塁のピンチで打席にはここまでヒットのない7番・有岡英進。先制タイムリーを打たれ、1点を許すしてしまいます。8回、今度は俺たちの番と、2アウトからヒットとフォアボールで一気に逆転のチャンスをつくります。そして、2番・秋山がヒットと盛り上げ、3番・古川がタイムリースリーベース!王者相手に3点では足りないと、さらに4番・八藤後も続き怒涛の三連続タイムリー!最終盤にリードを3点に広げます。
9回、先発・高橋の109球の熱投で2025年秋の王者を初戦で下す大金星となりました。
■東京学館新潟 高橋遵投手(3年)
「人生のなかでもベストピッチ。1回1回を死ぬ気で投げることしか考えずに、(捕手の)山田もすべて止めてくれて本当に良いピッチングができた。」
そして、かつての仲間たちとも。
中越・丸山「頑張れマジで。勝てるからお前らマジで。」
東京学館新潟・山田「甲子園いくからお前らの分も。」
中越・山岸「頼むよマジで。」
中越・丸山「(甲子園)行けるから。お前ら強いから。」
東京学館新潟・山田「ありがとう。」
■東京学館新潟 山田浩槻主将(3年)
「あいつらの分も頑張らないといけないという気持ちがある。次の試合もすべてにあいつらの気持ちで。」
王者撃破のダークホースが、この夏を駆け上がるか。
【各球場の試合結果】
◆新潟市・ハードオフエコスタジアム
第1試合は、春の王者・第1シードの『新潟明訓』が『高田』と対戦。13安打12得点と打線が爆発し、5回コールド発進です。
第1試合:新潟明訓 12-2(5回コールド) 高田
第2試合:新潟商 7-3 新潟
◆新発田市・五十公野球場
第1試合は、第4シードの『日本文理』が『柏崎常盤・柏崎総合』の連合チームと対戦。1回に2点を奪われますが、その後、強力打線が火をふき5回コールド勝ちを収めました。
第1試合:日本文理 14-2(5回コールド) 柏崎常盤・柏崎総合
第2試合:新発田農 7-1 新潟青陵
◆柏崎市・佐藤池球場
第2試合は、『新潟北・村上・中条・碧』の連合チームが中盤までリードすると、『敬和学園』の後半の猛攻をしのぎきり3回戦進出を決めています。
第1試合:新潟産大附 10-1(7回コールド) 柏崎
第2試合:北村上中条碧 7-4 敬和学園
◆長岡市・悠久山球場
第2試合は、『長岡向陵』と対戦した『上越』は3回に先制すると、その後も1点ずつ得点を重ね逃げ切った上越。初戦突破です。
第1試合:東京学館新潟 4-1 中越
第2試合:上越 3-1 長岡向陵
11日(土)も、2回戦4球場で8試合が行われます。