2026.07.30市の候補地に専門家が異論、再検討へ:新潟市の液状化対策 試験施工【新潟】
市は再検討の上、年内にも専門家会議に再提出する方針
新潟市が実施する液状化対策工事について、市は28日の専門家会議で試験施工の候補地を提示しました。しかし、専門家がこの内容に疑問を呈し、候補地は再検討されることになりました。
新潟市は能登半島地震の液状化被災地域で対策工事を行うにあたり、工事の効果や環境への影響を検証する『試験施工』を進めています。試験施工は6月下旬から江南区天野地区で始まっていて、28日の会議では西区で行う試験施工の計画案が示されました。市側は黒埼地区で1カ所、寺尾地区では平坦地と傾斜地の各1カ所で実施すると説明。平坦地について、具体的な候補地を挙げました。
■事務局
「試験施工実施場所の選定条件を満たす場所として『寺尾あけぼの公園』を選定しました。」
しかし、この場所について委員から「地区を代表する地層状態とは言えない」と意見がありました。
■新潟大学災害・復興科学研究所 卜部厚志教授
「被災の状況を見て被災地域の地質状態を反映した場所なのか、かなり疑問があります。委員としては賛成できません。」
新潟市は、年度内に試験施工を開始する方針でしたが・・・。
■新潟市都市政策部 髙島康憲部長
「将来の備えということで、ここで慌てて結論付けることなく試験施工がどういう形が望ましいのか、これから委員の方々の意見を聞きながら進めていきたいと思っている。」
市は再検討の上、年内にも専門家会議に再提出する方針です。