• 【「おでかけ!絵本ミュージアム」前売券払い戻しのお知らせ 】8/8(土)~10(月)の臨時休館によりご来場いただけなかったお客様を対象として、前売券の払い戻しを実施いたします。詳しくは新津美術館ホームページよりご確認ください。【お問い合わせ】新津美術館(0250-25-1300)

2026年09月02日(水)本日の番組表

UXニュースNEWS

2026.09.01【特集】オープン直前に大雨で浸水・・・開店延期の料理店 再起の1カ月【新潟】

【特集】オープン直前に大雨で浸水・・・開店延期の料理店 再起の1カ月【新潟】
アジア料理の店『オリエンタルスパイス』
7月26日の大雨では、新潟市の中心部で道路の冠水や建物の床上浸水など多くの被害が出ました。この時、店が水に浸かり目前に控えていたオープンを延期した飲食店がありました。

先週、ようやく開店にこぎつけたこのお店の1カ月の奮闘を取材しました。


新潟駅から徒歩7分。アジア料理の店『オリエンタルスパイス』。8月1日にオープンを予定していました。しかし・・・。

■木村陽介記者
「新潟市中央区の柳都大橋のたもとですが、水がかなりたまっていて車がぎりぎり通れるかどうかという状況です。」

7月26日、新潟を襲った激しい雨。新潟市中央区では、午後2時からの3時間で70mmを超える雨量を観測しました。

オープン6日前・・・店は水に浸かりました。

■オリエンタルスパイス 本間将太オーナー
「来たときには、もうお店のフロア32cm水が上がっていて。(厨房は)ちょっと下がってるので50cmほどもう浸水してしまって。」

オーナーの本間将太さん。県内のタイ料理店で17年間働き店長を務め、2025年に自分の店を開くことを決意。開業の準備を進めてきました。

「8月1日オープン」とSNSで告知した矢先に床上浸水に見舞われました。水が引いた夕方からかき出し作業に追われましたが、翌日も厨房(ちゅうぼう)には雨水が・・・。ビル全体が停電したため店内に明かりがなく、冷房も使えず作業は進みません。

■オリエンタルスパイス 本間将太オーナー
「ビルごと停電状態で(電気が)つけられないので。材料とかも全部腐ってしまうので、全部廃棄になってしまう。」

団体予約も入っていましたが、オープンのめどがたたず、断らざるをえませんでした。

■オリエンタルスパイス 本間将太オーナー
「まさかこんなことになっているなんて思わなくて、今のところオープンできるとは言えない状態。」


5日後。

■オリエンタルスパイス 本間将太オーナー
「やっぱり電気がつかなかったから本当にもう暑くて。ようやくクーラーも利くようになったので。」

オープニングスタッフとして働く予定だったアルバイトの2人も加わり清掃作業を進めていました。

■オリエンタルスパイス 本間将太オーナー
「新潟市の方から消毒剤とかももらってきたのでそれをまいて、一回水に浸ってしまったのできれいに拭き上げようかなと思ってアルバイトさんに手伝ってもらっている。」

■アルバイト
「一刻も早く将太さん(オーナー)のために店を再開させたい。」

片づけを進める一方で・・・。

■オリエンタルスパイス 本間将太オーナー
「廃棄です。浸水してしまったので相当な量の皿(が廃棄)。半分ぐらいは廃棄になってしまうのでは。」

備品の一部は雨水につかったため、衛生面を考えて廃棄に。さらに・・・。

■オリエンタルスパイス 本間将太オーナー
「(厨房機器は)ほぼ全滅。ちょっと高いところにある器具以外は全滅した。」

フライヤーの油も流れ出るなど厨房の被害は甚大。クリーニングや機器の入れ替えが済まなければ営業は不可能。やることは山積みです。

■オリエンタルスパイス 本間将太オーナー
「当日は、もうこの先どうしていいかわからなかったが、こうやってアルバイトさんも友人も手伝ってくれているので、少しずつオープンに向けて復活していけたら。」


被害から10日後。

■オリエンタルスパイス 本間将太オーナー
「ようやくちょっと(オープンのめどが)見えてきたかなというのは。この1週間どうなるか不安だったけど。」

この日は、使えなくなった厨房機器を運び出します。

■オリエンタルスパイス 本間将太オーナー
「ここ50cmぐらい水が上がってしまったので、下にモーターが付いているコールドテーブルは全部壊れてしまった。」

厨房機器がそろわなくては、オープンに向けた仕込みも進めようがありません。

■オリエンタルスパイス 本間将太オーナー
「まず新しい冷蔵庫を入れて、そしたら仕込みですよね。全部流されてしまったけど、もう1回仕込み直して。もう1回オープン準備をしていかないと。」

必要な器具がそろったのは、大雨から3週間後のことでした。

■オリエンタルスパイス 本間将太オーナー
「やっぱりみんなすごいきれいになって、よしこれから頑張ろうという気が湧いてきますね。」

苦い経験を踏まえて、新しい器具には工夫を施しました。

■オリエンタルスパイス 本間将太オーナー
「もし次 来たら怖いので全部の機械を底上げしてもらって、モーターがこの辺(下の方)についているので、なるべく浸からないように全部上にあげてもらった。」

ようやくオープンに向け食材の準備もスタートです。

■オリエンタルスパイス 本間将太オーナー
「ニンニク油とか調味料を作ろうかなと思って。(Q.今の心境は?)不安と楽しみといろんな感情が。」


大雨からちょうど1カ月。ようやくオープンの日を迎えました。本間さんのおすすめは、試作を重ね素材にこだわったという『県産豚を使ったシュウマイ』です。

■オリエンタルスパイス 本間将太オーナー
「シュウマイは一番いっぱい試作したので、1年くらい前からずっと試作していたので。」

店内は、待ちわびたお客さんで満席。

■本間さんの友人
「『一番最初に俺らが行かないと』みたいな感じで駆けつけました。他のところと違った感じでおいしい。」

本間さんの両親も駆けつけました。

■本間さんの母
「水の映像送られてきたときは、言葉も出なくてどうしようかと。」

■本間さんの父
「ちょうど息子と2人でここにきて大変なことになったなと。でも1カ月遅れでオープンできて安心しています。」

■本間さんの母
「あとは本人はおいしい料理を出して『また来たいな』と思ってもらえるような空間と、あとは『がんばれ』と。」

■オリエンタルスパイス 本間将太オーナー
「水害にあって、本当に一回ちょっと心が折れそうになってしまって。本当にみんなが励ましてくれて、ようやくここまでたどり着きました。ちょっと駅から離れているけど、わざわざ歩いて来てくれるお店にしていきたいです。」

大雨被害を乗り越え、店の歴史が始まりました。
ページのトップへ