• 現在のお知らせはありません。

2026年09月10日(木)本日の番組表

UXニュースNEWS

2026.09.09早場米市場でのシェア獲得を目指す!「なつひめ」ついにデビュー値段は?味は?【新潟】

早場米市場でのシェア獲得を目指す!「なつひめ」ついにデビュー値段は?味は?【新潟】
「なつひめ」ついにデビュー値段は?味は?
県が17年かけて開発した収穫時期が早い極早生のコメ、「なつひめ」が今年デビューを迎えました。県は、早場米市場でのシェアアップを目指し情報発信に取り組んでいます。

先月20日、埼玉県のスーパーに並べられたのは、今年デビューしたばかりの「なつひめ」です。

◆買い物客
「新潟産でこんな早いの」

新米は2679円で販売されていました。
長岡市にある直売所でもなつひめが並びました。価格は、2900円で売れ行きは好調だということです。

◆花角知事
「名称はなつひめにしました。自画自賛ではないが良い名前に決まったかなと」

今年3月、花角知事が、名称を「なつひめ」にすると発表しました。厳しい夏の暑さの中でも凛として育ち、黄金色にきらめく姿を「新潟米のお姫様」として表現しました。県産米の主な品種は「コシヒカリ」や収穫が遅い「新之助」早生には「こしいぶき」や「ゆきん子舞」。その早生よりも収穫が早い極早生には、今年デビューした「なつひめ」や柏崎刈羽地域で栽培されている「葉月みのり」などがあります。県が開発した「なつひめ」は、8月中の収穫が可能で高温に強く気候変動による暑さに対応できる品種として期待されています。

県の農業総合研究所、作物研究センターが、2009年から人工交配して、多くの種類の中から、最終的に3つの候補に絞り込みました。2年間の試験栽培を経て、のちに「なつひめ」となる新潟135号が選ばれました。去年、県内13カ所の圃場で現地調査を実施し今年から本格的な作付けが始まりました。

新潟市西蒲区の専業農家、鈴木暁雄さん(45)
こしひかりや新之助などの品種のほか、今年は1.5haの田んぼで「なつひめ」を栽培しています。

◆鈴木暁雄さん
「種もみがなくてなかなかまとまった面積も作れないし、まだ価格も決まっている品種ではないので」

鈴木さんは、「なつひめ」を作付けすることは、新潟の新米をいち早く届けられるなど農家にもメリットがあると話します。

◆鈴木暁雄さん
「作期分散と早く出荷できるので、早く手取りの確保ができるので、経営をするにあたって1つの戦略」

作期分散による作業の効率化や猛暑のリスク低減にも期待ができるということです。県では、稲作期間の異なる極早生から晩生までの各時期に応じて高温に強い品種のラインアップ化を進めています。

◆県農産園芸課小根沢元浩課長
「近年、稲作期間の高温猛暑が続いていて、いわゆる高温障害というものの被害が大きくなっております。安定的に新潟米を供給していくためにこういった高温耐性品種のラインアップ化というものを進めております」

6月下旬、生育状況を確認すると…

◆鈴木暁雄さん「穂ができている。これがちょうど稲穂になる。これの長さによって肥料のやるタイミングを決めてやっている」

順調に育っている稲、今年は作付け2年目で、特に肥料を入れるタイミングに注意していると言います。

◆鈴木暁雄さん
「(肥料は)欲しいときにあげようかなとあまり無理せず。肥料をやるタイミングで収量や品質も変わってくるので、品質重視のほうにしようかなと」

迎えた8月下旬「なつひめ」の稲刈りです。周りの田んぼはまだ生育途中ですが、「なつひめ」の田んぼは、黄金色に実っていました。

◆鈴木暁雄さん
「しっかりした穂で量がある、刈り答えがある」

刈り取りのタイミングも予定通りでしたが、暑い時期での作業に苦労もあると言います。

◆鈴木暁雄さん
「8月頭のときの稲刈りの準備が暑いので、作業所での作業が大変だった」

籾摺りした玄米の状態を見ると…

◆鈴木暁雄さん
「極早生なのでけっこう青いのが入っているけどきれい」

なつひめは、3000円前後の価格で販売されていますが、鈴木さんは、消費者に買ってもらえる値段と受け止めています。

◆鈴木暁雄さん
「本音を言えば高ければ高いほどいいが、なかなか言っても買う人ありきの話だから高級なコメとかは合ってもいいが全部が高級になるのはいかがなものかと」

県内各地のJAでは、「なつひめ」の品質検査が実施されています。新潟市中央区にある「静香庵」地上100mからの景色を楽しみながら、厳選した食材で焼き上げる鉄板料理を楽しむことができます。
店では、通常「新之助」を提供していますが、県とのタイアップで「なつひめ」を11日までの期間限定で提供しています。

◆静香庵西村直道支配人
「コメ自体が粒が大きくて存在感があるコメになるので、私どもが提供しているお肉とかに相性がいいので、お客様の反応も含めて店としても使いやすいおいしいコメ」

「なつひめ」は、粒が大きく食べ応えがあり、噛んだときに広がる甘みが特徴です。

「めちゃくちゃおいしい」
「本当だ!もちもちしている」

東京から観光で訪れたという2人に感想を聞いてみると

「お肉とばっちりあっていてご飯がパクパク食べられる」
「ご飯が一粒一粒が大きくてご飯だけでもパクパク召し上がれるようなおいしさを感じる」

◆静香庵西村直道支配人
「新潟の方がお米に対する情熱が強いので、8月から新しいコメとなるとすごく喜ばれるケースが多い」

今月1日から東京・銀座にあるアンテナショップ「THENIIGATA」でも販売を始めました。県は、東京や大阪のアンテナショップと連携して販売、PR活動を行っています。

◆神保賢太郎課長
「なつひめというブランドが今回デビュー年、認知を深めて頂く、知ってもらうというのが大事、デジタル媒体。実際に食べて頂く中でその良さを知って頂くのが重要」

収穫が早い早場米は、温暖な九州や四国、関東が中心でしたが県は、8月に収穫できる「なつひめ」で早場米市場でのシェア獲得を目指しています。

◆神保賢太郎課長
「なつひめについては8月下旬から新潟米のラインナップの最初の品種としてお出しできると今まで新潟米、特にコメの主産地に関してはこの時期にお出しできるのが無かったと思うが、ここで出せるのは大きなアドバンテージになる」
ページのトップへ