山の中でカフェを始めた移住女子
幻想的な棚田の景色が広がる上越市板倉区。
過去に8m以上の積雪を記録した、豪雪地でもあります。
県内30市町村をめぐる、「チカポンの探県日和」。
今回は上越市板倉区を訪ねました。
そんな自然豊かな山あいに先月、一軒の古民家カフェがオープンしました。
カフェを営むのは、静岡県から移住してきた松野友美さん。
チカポン「パッと見、カフェっぽくないがもともとどんなところ?」
松野友美さん(山のCaféランプ 店主)「川の向こうで小屋として使っていたもの。この建物の持ち主が、壊すのはもったいないと、この場所に移築してきた」
チカポン「だから雰囲気がとっても良いんですね」
チカポン「うわー、すごーい。なにこれー。秘密基地みたい」
松野さん「もともと倉庫で除雪車などが置いてあった」
チカポン「除雪車がここにあったんですか」
さらに奥へ進むと、「ランプ」という店名のとおり、
温かみを感じる空間が広がっていました。
チカポン「いっぱい写真撮りたいところばっかり!」
以前は、パティシエをしていた松野さん。
板倉区でカフェを開いたのはこんな理由から。
松野さん「もともと山のほうでカフェをやりたいという夢があって、たまたま縁があって板倉区に連れてきてもらった。この周辺の人たちと接する機会があって、この土地が好きになった」
そんな松野さんが作るのは、パティシエの経験を生かしたスイーツ。
中でもいちおしは…
松野さん「こちら、クレームブリュレです」
チカポン「うわー」
チカポン
「(パリッ!)いただきます。鼻に抜けるんですよ、この苦味がね。クリーミーさが苦みと合っていますね」
また、なるべく地元のものを使いたいと話す松野さん。
コーヒーの水には、延命清水と呼ばれる、地元の湧き水を使っています。
チカポン「あー、しみますね」
松野さん「すごくやわらかくておいしいので飲みやすい」
チカポン「これから汲むんですよね。やらせてください。ねぇさん」
松野さん「いいんですか。お願いします」
チカポン「よいしょー。はははは」
チカポン「あー、幸せだ」
この日、カフェを訪れた一人の男性。
実は、以前の古民家の持ち主でした。
北折佳司さん(古民家の元所有者)
「(松野さんは)パティシエ職人としてすごく信用されていたと聞いた。人生を楽しんできた人が一番、地域と一緒になって交流できる人。そういう意味でぴったり」
松野さん「本当にみんなの憩いの場になっていけたらうれしい。この場所をきっかけに板倉区周辺が活性化してくれるとありがたい」
チカポン「彼氏できたら自慢しに来ます。がんばってください」
松野さん「お待ちしています」
山のCafé ランプ
上越市板倉区猿供養寺357
午前9時~午後4時 月曜定休
yamanocafelamp@gmail.com