涼を求めて秘境の滝へ
チカポン
「いやー毎日あっちぇっすねー。ということで今日は、涼しいところに行きたいと思います。ほらっ、くらえ!あーもう、ほらっ、やめてってば!そんな、やめてよ!やめっ」
周囲を山々に囲まれた、村上市高根。
清らかな川が流れる自然豊かな地域です。
県内30市町村をめぐる、「チカポンの探県日和」。
今回は村上市高根の秘境を探検します。
日本海東北道・朝日まほろばインターから車でおよそ1時間。
鈴ヶ滝の入り口で待っていてくれたのは、
高根地域の活性化に取り組む遠山政好さんです。
チカポン「日本の滝100選と書いてあるが?」
遠山政好さん(高根区副区長)
「秘境の滝で全国各地から皆さん来られている」
450メートル先の滝つぼを目指し、いざ出発です!
チカポン「探検って感じがする!」
遠山さん「そうですね。相変わらずこの景色は変わらない」
チカポン「素敵!」
遠山さん「下、気をつけてね」
チカポン「ダンディー。好きになっちゃう」
遠山さん「ありがと」
ブナ林を5分ほど歩くと、早くも滝の音が近づいてきました。
チカポン「ちょっと、あれ、もしかして?」
遠山さん「38メートルもあるので、見ているだけで涼しいですよね」
チカポン「マイナスイオン感じます」
その優雅な姿から「滝の貴婦人」の異名を持つ、小滝。
どことなく佇まいが私に似ていますよね?
遊歩道の中間地点を過ぎると現れたのは、吊り橋。
実は建設業を営む遠山さん、
3年前に市の依頼を受け、補修工事に協力したそうです。
遠山さん
「毎年春になると市の観光課が整備しに来る。悪くなっているところは業者や大工に発注する」
チカポン「なるほど。地元の人が協力して地元のこういった景色を守ろうと」
滝が見られるのは11月上旬まで。
事前に市のホームページで確認してから出かけましょう。
歩き始めて、15分。ついに、その時がやってきました。
チカポン「うわー、はー」
遠山さん「いやー、久しぶり」
チカポン「なんて美しいのでしょう」
これぞ、日本の滝100選・鈴ヶ滝。
落差55メートル、高根が誇る名瀑です。
遠山さん
「高根集落の人は意外と近くだからいつでも行けるという気持ちがあってそんなに頻繁には来ないが、相変わらず滝のしぶきの音を聞くと落ち着くし、心の中に小さいころから残っている大事な滝」
チカポン「めっちゃ気持ちいい。水しぶきが」
チカポン
「これって自然が作り出したアートみたいな存在。こんなにも自然ってきれいなんだな。ずっと見ていられる」
遠山さん「ずっとこのきれいな姿を後世に残していけたらと思う」
鈴ヶ滝
【問】村上市 朝日支所 産業建設課 0254-72-6883
実は、滝を見た後、地元の方たちが運営する食堂で手作りのおそばや、棚田米のおにぎりをいただいたんですよ。
こちら、すべて高根産の食材で作った「そば定食」!
きれいな水が育んだ大地の恵みも満喫して、高根の魅力を存分に味わった一日でした。
食堂IRORI
村上市高根1940
0254-73-1291
4月~11月 土・日・祝日 営業