全国展開を目指す珍品種のナス
チカポン「グーチョキパーで何つくろー 右手が…で左手が…で」
チカポン「火焔型土器!」
国宝・火焔型土器が出土した十日町市中条地域。
長い歴史が作り出した河岸段丘には、
黄金色の穂が実り、まもなく新米の時期を迎えます。
県内30市町村をめぐる、「チカポンの探県日和」。
今回は十日町市を訪ねました。
伺ったのは、十日町市中条戊の、とある畑。
チカポン「こんにちは。チカコホンマと申します」
ボブ・ファームの代表、大津貴夫さん。
大津さんが作る珍しい品種の野菜というのが…そう、ナスです。
チカポン「このナス、キラキラしていて丸っこい。今まで見てことがない、このサイズは」
大津貴夫さん(ボブ・ファーム代表)
「丸ナスほど丸くないし、長ナスほど長くない。グッと実がしまっていて絹のようになめらかな実。全然煮くずれしないのでカレーに最高です」
チカポン「へー」
品種名は、梵天丸。
県内では、十日町でしか生産されていない貴重なナスです。
大津さん「もともとこのナスは東北からやってきた品種。梵天丸と聞いて、何かピンと来ません?」
チカポン「船の名前!?」
大津さん「おっと!…違います」
チカポン「なんだよ。正解かと思ったじゃん」
大津さん「伊達政宗の幼少期の名前が梵天丸という」
病気に強く元気に育つことから戦国武将の名がついたナス。
20年ほど前から、十日町で生産が始まりました。
農業女子の私、ナスの収穫はお手のものです。
チカポン「肌触りがトゥルトゥル。ぼんてんまるって感じ。生で食べられる?」
大津さん「野菜なんでいけますよ」
チカポン「お、いただきます。ん!甘い。こんな味がするんだ」
大津さん「これが本当のナスの味」
チカポン「食感も面白い」
大津さん「ほかのナスとぜんぜん違うので、果物みたいな感じ」
その品質を保つため、大津さんがこだわっていることがあります。
大津さん
「この畑のために井戸を掘った。梵天丸はすごく水が必要。安定して水を供給できるのが強み」
そんな梵天丸の素材を生かした料理が大津さんオススメのバター焼き。
チカポン「んー!ナスとバター、こんなにも相性がいい。なおかつサクサクでふわふわ感も残っている」
大津さん「実がしっかりしているので、歯ごたえもあるし、甘みが強いですよね」
大津さん「マジでうまい」
チカポン「自分で作っておいて」
大津さん「ナスと言えば十日町。全国の人に十日町のナスって美味しいよねと言う感じで広まってくれたら。そして地域が栄えたらいい」
チカポン「きょう、初めて十日町に来るまで、ナスのイメージはなかったが、今日食べて本当においしかった。梵天丸も十日町も全国に広がっていきます。応援しています」
ボブ・ファーム
090-7401-9186