深海の赤い宝石 南蛮エビを狙え!
チカポン「あけましておめでとうございます」
チカポン「新年一発目にふさわしく、キラキラ輝く宝石を取りにいってきます!」
山と海に囲まれ、個性豊かな自然が広がる糸魚川市。
世界でも有数のヒスイの産地としても知られています。
チカポン「すごい、すごい、すごい!うわー、めっちゃキラキラしとる」
そんな糸魚川でとれる、もうひとつの“宝石”が、この南蛮エビ!
ミネラル豊富な海水で育った身は、甘みたっぷりです。
県内30市町村をめぐる、「チカポンの探県日和」。
2020年 1回目は糸魚川市からスタートです!
糸魚川の中でも南蛮エビ漁が盛んな、能生(のう)漁港。
チカポン「きょうは、よろしくお願いします!」
佐藤忠彦さん(ふじよし丸 船長)「お願いします」
船に乗せてくれるのは、漁師歴33年のベテラン、佐藤忠彦さんです。
チカポン「いってきまーす」
この日は天候に恵まれ、絶好の南蛮エビ漁日和。
じつは、日本一近いと言われる糸魚川の漁場、
目的地までは15分ほどで着いちゃいます。
チカポン「船長、意外と近くなんですね?」
佐藤船長「ここはそういう地形の場所。深いところが岸まで来ている」
海抜1000メートルの深さに達する糸魚川近海。
そのため、深海に棲む南蛮エビを沿岸部で狙う事ができます。
清水英樹さん(ふじよし丸 乗組員)
「これで網を打ち終わって、ゆっくり1時間半くらい引っ張る」
チカポン「1時間半も掛けて!?」
南蛮エビ漁で行うのは、底引き網という漁法。
巨大な網を長時間引っ張ることで多くの海産物を捕らえます。
こちらは、すでに捕らわれの身となった巨大生物。
しばし休憩でございます。
そうこうしているうちに、網は引き揚げられ、
気づけば、南蛮エビはすぐそこまで来ていました!
チカポン「すごい、すごい、うわー、めっちゃキラキラしとる。まさに宝石でございますね、これは。やっと会えたね、甘エビさーん」
日光を浴びてひときわ輝く南蛮エビ。
水温の低いこの時期は、身の締まりが良く、一番の食べ頃です。
新鮮なまま持ち帰れるのが、漁場の近い糸魚川の強み。
鮮度が命の南蛮エビは、到着するとすぐに
スタッフの手で選別され、その日のうちに市場へと並びます。
チカポン「貴重な体験をありがとうございました」
佐藤船長「ご苦労様でした」
チカポン「私もちょっとお手伝いさせてもらったので…」
佐藤船長「3匹分くらいだな」
チカポン「3匹分?ギャラが?」
と言いながらも、ザルいっぱいにくれた佐藤船長。
ご好意に感謝し、贅沢にもその場で丼にしちゃいました。
チカポン「いただきます!」
チカポン「んー!エビの甘みがすんごい。獲れたてだから身がブリブリって感じで、うわっ、おいしいー」
その大きさも、栄養豊富な海で育った証です。
漁師さんたちの努力があって、我々の元へと届くおいしい南蛮エビ。
その味にも負けない、濃厚な体験でした。
上越漁業協同組合 能生支所
糸魚川市大字能生7567-2
025-566-3131