寒さで育つ特大原木シイタケ
県内有数の観光地、弥彦村。
弥彦山のふもとに広がる越後平野では、
ブランド米や早稲(わせ)品種の枝豆など、多くの特産品が育まれています。
チカポン「もう一回教えてもらってもいいですか?」
そんな弥彦で、この時期、旬を迎えているのが立派なシイタケ!
肉厚で締まったその身は、極上の歯ごたえです。
県内30市町村をめぐる、「チカポンの探県日和」。
今回の舞台は弥彦村です。
訪ねたのは、シイタケを栽培する第四生産組合。
チカポン「こんにちはー」
案内してくれるのは、入社5年目の浅野宏介さんです。
早速ハウスの中を見せてもらうと…
チカポン「オープン!うわー!すごーい。奥までびっしり木があるが、これは一体?」
浅野宏介さん(第四生産組合)「シイタケの原木になります」
そう、こちらで栽培するのは原木シイタケ。
現在、6棟のハウスに計15,000本のナラの原木が並びます。
チカポン「あ、いましたね、こちら。あー、でっかい!めちゃくちゃでかいですね、これ。私のこぶしくらいあるじゃないですか」
これぞ、弥彦の地で育つ特大シイタケ、その名も「やひこ太郎」。
さぁ、ジャンボな女がジャンボなシイタケを収穫します!
チカポン「ほっ!はい、採れましたー」
チカポン「無事、やひこ太郎ちゃん、収穫でございます。すっごいずっしりですね」
一般的なシイタケと比べると、その大きさは一目瞭然。
浅野さん「寒い時期に少しずつ大きくなる品種なので、それで今、こうやって肉厚なシイタケができています」
チカポン「はぁ、本当にとっても良い香利がするんですよ、これ」
浅野さん「良い香りがするのは原木栽培の大きな特徴。原木で作ることによって肉厚なシイタケができますし、火を通したときにあまり小さくならないんですよ」
チカポン「はー」
チカポン「うわぁー。めちゃくちゃ重いじゃないですか」
シイタケに直接栄養を与えているため、原木の寿命はもって3年。
毎年5,000本の入れ替えを行う必要があります。
チカポン「これが5,000本ってことですよね。大変じゃないですか、これは」
浅野さん「やっぱり、この苦労をして自分で食べてみておいしいものができるというのは、やっていて一番魅力に感じるところですね」
肉厚なやひこ太郎のポテンシャルを引き出す一番の食べ方が、
なんと、しゃぶしゃぶ!
チカポン「透き通っていますね、色が」
チカポン「うーん、まずもう香りがすごいですね。そしてこの舌触りがトゥルントゥルンなんですよ。シイタケのそのままの旨みがすごく感じられます」
浅野さん「1年間掛けて苦労して作った、冬の間しか採れない貴重な原木シイタケを一度食べてもらいたいと思います」
チカポン「私も太郎ちゃんに負けずもっともっと大きくなっていけたらと思うのでともに頑張りましょう」
浅野さん「はい、頑張りまシイタケ!」
第四生産組合
弥彦村大字井田1552
0256-94-2662