自然豊かな山で感じる春の訪れ
名峰・八海山がそびえる南魚沼市。
ふもとに広がる盆地では、おいしいおコメが育ちます。
「あー、すごいすごい。出てます出てます」
「あー、ありました、ありました、ありました」
「ほらほらほら、ねー」
そんな南魚沼に、山菜シーズンが到来!
春の訪れを感じながら、この時季だけの味覚を堪能します。
県内30市町村をめぐる、「チカポンの探県日和」。
今回は春の南魚沼市を訪ねました。
伺ったのは、八海山に近い、山口という地域。
地元の山菜取り名人、勝又ひろ子さんが出迎えてくれました。
さっそく、山へ出発かと思いきや…
勝又かつ子さん「こっちでちょっと採ってみますか」
チカポン「山じゃなくて?」
勝又さん「これ食べられるんですよ」
土手に生えていたのは、春の初めに顔を出す、ノカンゾウ。
勝又さん「酢みそ和えにして食べるんですよ。ネギのような感じ。あんまりクセはない」
チカポン「そんなにおすすめされても抜かんぞう!」
さぁ、いよいよ本番!地域で管理する山へ案内してもらいます。
チカポン「この時季になるとワクワクします?」
勝又さん「わくわくするねー」
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勝又さん「山の色が変わって芽が吹いてくると地面のものも出てくるからね」
勝又さん「あ、ゼンマイ」
チカポン「あー!」
チカポン「採れましたー、ゼンマイちゃん」
採るのは柔らかい「女ゼンマイ」。
胞子をつける「男ゼンマイ」は、残しておきます。
さらに奥へ進むと、地元の人が好んで食べる
アケビの新芽、「木の芽」を発見。
チカポン「新緑って感じ」
勝又さん「こういう新芽をいただいて山から元気をもらうんですよ」
自然豊かな山の中は、歩くたびに出会いが待っています。
勝又さん「あらー」
チカポン「うわー、本当だー」
勝又さん「うーん」
沢のほとりに群生していたのは、アブラコゴミ。
勝又さん「出てくる数が少ないから高級って言いますね」
チカポン「いい音ですね」
勝又さん「ポキッとする音がいいでしょ」
チカポン「うん、気持ちが良い」
勝又さん「快感ですよね」
チカポン「ははは」
山菜採りも佳境へ。
しきりに山の斜面を気にする勝又さんが見つけたものは…
チカポン「あれが?」
勝又さん「タラノメ」
その美味しさから、山菜の王様と称される「タラノメ」!
チカポン「行きます!」
勝又さん「いただきまーす」
チカポン「ははは」
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チカポン「ポキッ。山菜の王様、採れましたー!」
チカポン「山菜採りの楽しみって何なんですか」
勝又さん「見つけたときの喜び。それが一番」
勝又さん「そして収穫して食べたときのおいしさ」
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ならば、そのお味、確かめないわけにいきません。
勝又さんが振る舞ってくれたのは、お手製の山菜フルコースです。
チカポン「いただきます」
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チカポン「まず衣がサクサクでしょ。タラノメの食感ってモチモチでしっとり。で、コクがありますね」
勝又さん「春の新芽を食べると、また1年がんばろうという気持ちになりますね」
チカポン「この自然があることに感謝ですね」
勝又さん「四季がはっきりしているところがね」
チカポン「それを楽しめる南魚沼、素晴らしいところだなと改めて感じました」
南魚沼市観光協会
南魚沼市下一日市855(道の駅南魚沼)
025-783-3377
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