初夏の味覚!果樹王国のサクランボ
新潟市の北東部にあり、沿岸に位置する聖籠町。
県内有数のフルーツ王国でもあります。
チカポン「口の中でサクランボの香りがパーン」
そんな聖籠町で、旬を迎えているのが、そう、サクランボ。
独自のスタイルを貫く若手農家が奮闘していました。
県内30市町村をめぐる、「チカポンの探県日和」。
今回は聖籠町を訪ねました。
私がまず伺ったのは、お庭のステキな一軒のカフェ。
羽田野壽美江さん(ぽかぽカフェ オーナー)
「お待たせしました。サクランボのタルトでございます」
チカポン「うわー、ぎっしり詰まっております」
この時期の人気メニューが、地元のサクランボを使ったタルトです。
チカポン「いただきます!」
チカポン「サクランボちゃんが甘酸っぱいんですよ。カスタードの柔らかい甘さのバランスがよくて本当に最高ですね」
羽田野さん「聖籠町の旬の果物で幸せになってほしいという気持ちで出しています」
羽田野さん「本当にいろんな人に食べてもらいたいですね」
それくらい、サクランボは聖籠町を代表する果物。
県内生産量の9割を誇ります。
収穫まっただ中の畑へ、おじゃましました。
チカポン「こんにちは」
宮野公之さん(さくらんぼ屋 伝作)「こんにちは」
出迎えてくれたのは個性が光るいで立ちの若手農家・宮野公之さん。
現在、10品種を生産しています。
チカポン「本当に一面すごくキラキラしたサクランボがなっていますね」
宮野さん「今年はたっぷり甘味が乗ったサクランボがいっぱい実っていますね」
宮野さん「ぜひ、食べてみてください」
チカポン「話が分かる方ですね」
真っ赤に色づいた早生品種の「香夏錦」をいただきます。
チカポン「非常に甘いです。口の中にサクランボの香りがシャワーみたいにパンッとはじけて、これはたまらんですね」
宮野さん「これが出始めるとサクランボの時季が始まったなという感じ」
明治時代、一人の町民が苗を持ち込み、聖籠に広まったサクランボ栽培。
ミネラルを含んだ沿岸部特有の砂地が
サクランボの生育に適していたため一大産地となりました。
宮野さん「こちらもぜひ今食べ頃を迎える品種なので」
高砂は古くから愛される、さっぱりとした味わいのサクランボ。
チカポン「香夏錦よりちょっと酸っぱいが、暑い時はさわやかになれて、これもう木一本いけちゃいますね」
色と大きさと味、三拍子揃ったサクランボ作りを追求する宮野さん。
そのこだわりは、実が熟す前の作業にありました。
宮野さん「余計な実を落とすことで一粒に甘さが集中するようにし、熟期がそろうように作っている」
宮野さん「たぶん、日本一サクランボ畑にいるんじゃないかな」
チカポン「ははは」
宮野さん「一日、何万粒も触るのは、それでも良いものを届けたいという思いから。そこが一番のこだわりですね」
情熱の先にあるのは、地元への思いです。
宮野さん「高齢化がどんどん進んでいく中で今後もサクランボが聖籠町の特産であり続けるように次の世代に引き継いでいくのが僕の目標ですかね」
チカポン「若手の人のパワーってすごいですね。このサクランボのおいしさをいろんな人に伝えてほしいなと」
宮野さん「ありがとうございます。頑張ります」
さくらんぼ屋 伝作
0254-27-4467
ぽかぽカフェ
聖籠町諏訪山2355-1
0254-20-7788