緑深まる大源太キャニオンで森林浴
新潟最南端の地、湯沢町。
多くの観光客が訪れる県内屈指の温泉地です。
チカポン「あー、なんですか、この、いい女の香りと言いますか」
そんな湯沢の奥地に広がる、大源太キャニオン。
湖の周辺を散策し緑豊かな自然に癒やされました。
県内30市町村をめぐる、「チカポンの探県日和」。
今回のテーマは、五感で感じる湯沢町の…
「ネイチャー!」
関越道・湯沢インターから車でおよそ15分。
キャンプ場で出迎えてくれたのは、ガイドの稲治大介さんです。
チカポン「早速ですが、川がきれいすぎませんか?」
稲治大介さん(湯沢アウトドアセンター)
「大源太川という川。これが、この先の大源太湖に注いで魚野川に注ぎます。その魚野川から信濃川へ」
チカポン「こんなきれいな色をしているんですね」
その川を渡り、目指すのは大源太湖。
広葉樹が多く自生する、およそ1.5キロの遊歩道はマイナスイオンたっぷりです!
チカポン「だんだんと深い緑の香りが」
稲治さん「においがもわっとしますよね」
稲治さん「ちょっとにおい嗅いでみて」
チカポン「あ、めっちゃいいにおいがする。ずっと入れておきたい感じ」
爽やかな香りを放つ、クロモジ。
アロマオイルの原料としても重宝される植物です。
チカポン「自然の中にこういったにおいがあると感動が増しますね」
この日、梅雨空が広がっていた湯沢町。
雨だからこそ見られる光景にも遭遇しました。
チカポン「あ!びちょびちょです、これは」
稲治さん「樹幹流と言います」
チカポン「樹幹流?」
稲治さん「ブナの木というのは、葉っぱで雨を受けて自分の幹を伝わせて根っこに水を送る性質を持っているんですよ」
チカポン「優秀な木なんだ」
稲治さん「優秀ですね」
稲治さん「都会では見られない光景ですね」
さらに進むと見えてきたのは、スギ林。
稲治さん「森林浴って体の抗酸化作用があるとされるが、その効果を生み出すものの一つとしてフィトンチッドという物質があるんですよ」
チカポン「ひとんち?」
稲治さん「ひとんちじゃないです」
稲治さん「フィトンチッド」
広葉樹に比べ、そのフィトンチッドを日中に多く出すのがスギなんですって。
稲治さん「花粉症のことがあるので嫌われやすいですが、杉林でもちゃんと森林浴の効果があります」

チカポン「ありがとうございます。すーっ…」
チカポン「はーい!」
さぁ森林を抜け、吊り橋を渡り始めると、湖が姿を現しました。
チカポン「すごくダイナミックですね」
稲治さん「今は緑が濃い時季になりますね」
チカポン「きょうの雲が掛かっているのも幻想的でよいですね」
その景色を間近に感じようと、乗り込んだのはカヤック!
チカポン「あーーー、あっ、あっ、ほっ」
稲治さん「そうそうそう。いいじゃないですか。乗れているじゃないですか」
チカポン「乗れてる?」

湖面から見える景色は、漕ぐたびにその表情を変えていきます。
稲治さん「橋の上から見るのとまったく違う感じですよね」
チカポン「違いますね。何て言うんですか、この臨場感」
稲治さん「本当にこれだけ色々な木々があって緑の種類もいっぱいあって手軽に自然体験をしたい人には最適な場所かなと思います」
新鮮な空気をたくさん吸って、身も心も解放されました。
チカポン「だいげんたさーん!」
湯沢アウトドアセンター
湯沢町大字土樽3064-17
025-787-6700
