縄文文化を伝える新たな拠点
ダイナミックな河岸段丘が広がる十日町市。
長い年月をかけ、信濃川が作り上げた自然の芸術です。
チカポン「◎※△$×♪&#%!」
チカポン「合ってます?」
「おおよそ」
そんな十日町で縄文時代に作られていた“火焔型土器”。
その文化を発信する拠点が、今年生まれ変わりました!
県内30市町村をめぐる、「チカポンの探県日和」。
今回は縄文時代の十日町へタイムスリップ!
知識欲の前に食欲を満たすべく向かったのは、一軒のラーメン店。
板場寛也さん(手打ちラーメン 万太郎)「おまたせしましたー」
チカポン「うわー、まさにオンザファイヤーという感じ。一面赤の海が広がっています」
この店でいただけるのが、名物「火焔タンタンメン」。
チカポン「(ズルズル)うーん!」

チカポン「辛いです。でもおいしい。スープにしっかりうまみもあって、麺がとってもモチモチ。相性がとってもいいです」
チカポン「あれ、あ!これ、なんか個性的な器ですね」
板場さん「はい。国宝の火焔型土器が十日町で出土したので、十日町市をアピールするために、この器で提供しています」
チカポン「国宝の土器?」
そう、十日町の笹山遺跡は国内で唯一、国宝指定の土器が出土した地。
その土器を見られるのが、十日町文化の発信拠点、十日町市博物館です。
今年6月にリニューアルオープンしました。
チカポン「うわー、土器がいっぱいありますよ!」
チカポン「個性的な柄がいっぱいあって力強さを感じますね」
チカポン「やだーちょっと待って!ハート形の土器があるんですけどー。こんなかわいい柄もあるんですね」
出迎えてくれたのは、学芸員の阿部さんです。
チカポン「ここにあるのが国宝ですか?」
阿部敬さん(十日町市博物館 学芸員)「そうです」
チカポン「私、国宝、すごく好きなんですよ」
なんと国宝になっているのは笹山遺跡で出土した土器57点。
中でも、多くのファンを魅了するのが…
チカポン「ひと際オーラを放っていますね。いやー」
およそ5000年前に作られたとされる火焔型土器。
当時は特別な日の料理を作る鍋として使われていたんだとか。
チカポン「使いづらかったでしょうね」
阿部さん「そうですね。私たちも作って使ってみたけどお玉がよく引っかかるんです」
チカポン「じゃあやっぱ、普段もこれで料理されている?」

阿部さん「そうですね。毎日朝からそれを使って…違います」
チカポン「あははは」
阿部さん「新潟県内の縄文人が好んで作っていました」
阿部さん「土器の中にこれほどの時間と労力と美意識を込めているというのは非常に珍しい。日本が誇る文化だと思います」
さらに、奥へ進むとあったのは…

阿部さん「高精細レプリカ。ものすごく精密に作ったものになります」
このレプリカ、実際に触ることができます。
チカポン「意外と重い!」
阿部さん「約9kgになります」
チカポン「こんな感じなんだー」
チカポン「でも、こうして持ってみると縄文時代にタイムスリップした気分になりますね…」
スタジオ(え、これ、チカポンじゃない?)
チカポン「獲ったどー!」
そう、自分のアバターで縄文時代を模擬体験しながら、
当時の暮らしぶりを楽しく学べるんです。
阿部さん「縄文文化は今の文化の基礎になった部分。十日町の火焔型土器とともに今の文化の源流の部分に思いを馳せる体験をしてほしい」
十日町市博物館
十日町市西本町1-448-9
025-757-5531
<入館料>一般 500円/中学生以下 無料
手打ちラーメン 万太郎 妻有SC店
十日町市上島丑735-8
025-757-0398
