描く人、安彦良和
『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイナー兼アニメーションディレクターをつとめ、また、『アリオン』『巨神ゴーグ』等のアニメ監督としても知られ、さらには『王道の狗』『乾と巽-ザバイカル戦記-』といった日本の古代史や近代史をテーマとした歴史漫画も手がけてきた安彦良和(1947-)の魅力を存分に味わえる回顧展です。初公開を含むアニメ制作時の貴重な資料、端正美麗なカラーイラスト、漫画原稿など800点以上の作品資料をもとに約50年にわたる創作の軌跡を紹介します。
安彦良和(やすひこ・よしかず)
1947年北海道遠軽町に開拓民の3世として生まれる。1966年弘前大学入学、学生運動に参加したことから退学となり上京、79年に『機動戦士ガンダム』でキャラクターデザインとアニメーションディレクターを担当、83年に『クラッシャージョウ』で劇場版アニメの初監督を務める。テレビアニメ作品では83年放送に『巨神ゴーグ』で原作、監督を務める。一方、79年には『アリオン』で漫画家としてデビュー。89年以降は漫画に専念し、『ナムジ-大國主-』『虹色のトロツキー』『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』などを発表。2025年3月より集英社週刊ヤングジャンプにおいて、新連載『銀色の路-半田銀山異聞-』(ぎんいろのみち-はんだやまいぶん-)を短期集中連載中。
2026年3月7日(土)~5月24日(日)
09:00~17:00(観覧券の販売は16:30まで)
毎週月曜日(5月4日(月)は開館し、5月7日(木)休館)
(新潟県長岡市千秋3丁目278-14)
★お得な前売券は1月13日(火)発売!★
前売券[一般のみ]:1,500円
【販売期間】2026年1月13日(火)~3月6日(金)
当日券:一般 1,700円(1,500円)/大学・高校生 1,000円(800円)/中学生以下無料
※()内は有料20名以上の団体料金
・料金は全て税込です。
・障害者手帳をお持ちの方は観覧料が免除されます。受付で手帳をご提示ください。
・大学・高校生は受付で学生証をご提示ください。
1章 北海道に生まれて
北海道遠軽町に開拓民の3世として生まれた安彦良和は、幼い頃から絵を描くのが大好きな少年でした。弘前大学への進学、アニメーターとしての第一歩を踏み出すまでの少年~青年期の貴重な資料を紹介します。
2章 動きを描く
『宇宙戦艦ヤマト』で一躍注目を集めた安彦良和は、様々な作品で生き生きとしたキャラクターを描きました。花形アニメーターとして活躍した時代を振り返ります。
3章 カリスマ・アニメーターの誕生
キャラクターデザインとアニメーションディレクターを務めた『機動戦士ガンダム』は、社会現象を起こすほどの人気作品となりました。
4章 アニメーターとして、漫画家として
アニメの監督、小説の挿絵、漫画執筆と様々な分野に挑戦した時期の、多彩な作品を紹介します。
5章 歴史を描く
日本の古代史と近代史を両輪に、歴史の渦に翻弄されながら懸命に生きる「小さき者」たちの躍動をとらえた作品群は、現代の私たちに多くの示唆を与えてくれます。
6章 安彦良和の現在
安彦良和が監督を務めた最新のアニメ作品とともに、今なお揺れ動く世界に対する思いが込められた最新の漫画作品を紹介します。
『機動戦士ガンダム』(劇場版)宣伝ポスター用イラスト原画 1981年 ©創通・サンライズ
『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』ポスター原案 ©東北新社/著作総監修 西崎彰司
『ネオ・ヒロイック・ファンタジア アリオン』宣伝ポスター用イラスト原画 ©安彦良和・THMS
『巨神ゴーグ』『アニメージュ』1983年8月号付録 ポスター原画 ©サンライズ
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突ルウム会戦 Blu-ray Disc Collectorʼs Edition(初回限定生産)』飾れる収納箱用イラスト原画 ©創通・サンライズ
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅵ 誕生 赤い彗星 Blu-ray Disc Collectorʼs Edition(初回限定生産)』飾れる収納箱用イラスト原画 ©創通・サンライズ
『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙(そら)編』(シャアとアムロの決闘)原画 ©創通・サンライズ
『乾と巽ーザバイカル戦記ー』第1話より 漫画原稿 2018年 ©安彦良和/講談社
「語る人、池田秀一」
出演:池田秀一(声優・俳優)
【出演情報】
「機動戦士ガンダム」シリーズ<シャア・アズナブル>役
「ONE PIECE」<シャンクス>役
「巨神ゴーグ」<ロッド・バルボア>役
「ヴイナス戦記」<ジェフリー・カーツ>役
安彦良和のアニメ作品では、「機動戦士ガンダム」のシャア・アズナブル、「巨神ゴーグ」のロッド・バルボア、そして「ヴイナス戦記」のジェフリー・カーツの役を務めた声優・池田秀一さんが「描く人、安彦良和」の創造の世界をナビゲートします。
一回一台 700円(税込)
新潟県立近代美術館、UX新潟テレビ21、安彦良和展新潟実行委員会
毎日新聞社、MBSテレビ
PONTOON
アニメ特撮アーカイブ機構、潮出版社、NHK出版、科学映像館を支える会、Gakken、KADOKAWA、九月社、講談社、スタジオぬえ、創通、中央公論新社、東映、東北新社、バンダイナムコフィルムワークス、文藝春秋
新潟県立美術館友の会
新潟県教育委員会、長岡市、長岡市教育委員会