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2023年1月21日1/21 新潟でものづくり!若き移住者

新潟に移住し、ものづくりを始めて注目を浴びる2人の若者がいます。

彼らが新潟を選んだ理由。そして新潟で叶えたい夢とは?

若き移住者に密着しました。

一人目は埼玉県出身で、燕市に移住したキセル職人、岩浪陸さん(27)。

キセルとは、紙タバコが登場する前に使われていた喫煙具。

岩浪さんは燕でこれを作っています。

大学時代にキセルを使い始めた岩浪さん。

紙巻きたばこよりも経済的で、味や香りが良いことから、気に入ったんだとか。

そして、卒業旅行で北陸を旅した際に訪れた燕市産業史料館のキセルを見て衝撃を受けます。

そこから、キセル職人を目指します。

作り方はYouTubeを見て研究。

さらに骨董品のキセルを買い集め、形や装飾の参考にしました。

そしておととし9月、かつてキセルの一大産地だった燕市に移住。

キセル作りの名人、飯塚昇さんに教えを乞いながら日々鍛錬しています。

続いての舞台は佐渡市。

酒蔵、天領盃の敷地を借りて、おととし9月オープンした「トキブルワリー」。

佐渡で唯一のクラフトビール醸造所です。

オーナーは北海道出身の藤原敬弘さん(36)。

クラフトビールとは、小規模な醸造所で作るビールのこと。

ここ数年、若い世代を中心に人気が広がり、県内の醸造所も十数軒まで増えています。

トキブルワリーのビールは佐渡の金北山の地下水を使用。

さらにホップの組み合わせを工夫して多彩な味わいのビールを開発しています。

藤原さんは東京でIT系のエンジニアとして長年勤務。

海外出張が多く、アメリカやイギリスで飲むクラフトビールの魅力にハマり、ついには

自分で作ることを決心したんだそうです。

佐渡に醸造所を構えたきっかけは

佐渡に遊びに来たときに天領盃酒造の社長と話す機会があり、

「ブルワリーを作りたいならウチの敷地が空いてるから使えばいいじゃん!」と

提案してもらったことだそうです。

そこから、縁もゆかりもない佐渡へやってきましたが、今は地元の人たちともすっかり意気投合し、一緒にイベントを開くなどの活動も行っています。

ものづくりをするために新潟にやってきた若き移住者たちの活動が、地域に活気をもたらしています。

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