今回は県内のユニークな本屋さんを調査しました。
出雲崎町で見つけたのは、個人宅のような書店。
100年前に建てられた蔵の中で、書店を開いているんです。
置いてある本は出雲崎や新潟に関連したものにこだわっています。
中には、中身がわかないように包装してある本も。
本の一節と写真だけで、フィーリングで選んでもらうという独自の販売方法。
普段出会わない本と出会ってほしいという、店主の思いが込められています。
独特の空間で大正時代にタイムスリップできる書店でした。
【蔵と書】
出雲崎町尼瀬128−1
営業日は月に4日ほど(インスタグラムで告知)
新潟市中央区で見つけたのは
マンション内にある商店街「上所ショッピングプラザ」の片隅。
古本屋ブック・オーレ。
店主は県内では珍しい、本の修理をする「本のお医者さん」
仕掛け絵本や、書き込みをして替えがきかない辞書など
さまざまな修理依頼が来るそう。
この日直していたのは、鉄工所から持ち込まれた鉄鋼の専門書。
バラバラのページは、和紙を貼ってつなげていくんです。
和紙の繊維がページに絡みつくように手でちぎって糊で貼りつけ。
のりは貼りつくギリギリまで少なくすることで
紙が傷まずに直せるそうです。
この作業を600ページ分も行うため
とても手間がかかりますが、本を愛する人たちのために続けているそうです。
【古本屋 ブック・オーレ】
新潟市中央区上所1-12-18
営業日:土日のみ 営業時間:午後1時~6時