古くは平安時代に和紙に染めを写して貴族が楽しんだという「染流し」。
明治時代に反物の染色技法として確立したと言われています。
「墨流し」とは、水面に染料を落として動かし、それを反物に写すことで独特の柄を作り出す染色技法。
マーブル模様や鳥の羽根のような一風変わった模様ができます。
染色には高い技術が必要なため、職人は全国でも数えるほどしかいないといいます。
そんな「墨流し」の技法を実践するのが長岡市に工房を構える恭平さん(40)。
鹿児島県出身。高校時代を長岡市で過ごしました。
東京の染物職人に弟子入りし、墨流しの技術を学びます。
その後、拠点を東京から長岡に移し、2年前に独自のブランド「恭平」を立ち上げました。
恭平さんが作る反物の評判は全国に広まり、有名ブランドとコラボ商品を製作したり、大手企業のCMで使われたりと、今、熱い視線を浴びています。
色彩を操る匠の技を覗きました。
着物に馴染みがない人にも墨流しを伝えていきたいと語る恭平さん。
ポーチや、スマホケースなど、現代のファッションアイテムにも墨流しを採用しています。
商品の注文はオフィシャルHPから行っています。
オフィシャルHP「Marble+」