新潟の伝統や文化を受け継ぐ女性をピックアップするシリーズ企画
「新潟の女神たち」。
今回は、130年続くろうそく店の絵師を継ぐ小池深香さんをご紹介。
新潟市江南区にある「小池ろうそく店」。
お店に入ると、和ろうそくに絵師が花の絵を施した「絵ろうそく」がズラリ。
四季折々の花が描かれています。
深香さん含め、絵師は7人。1本1本手描きで描いています。
もともとシンガーソングライターとして活動していた深香さんですが、
2年前に家業を継ぐため絵師の道を選びました。
最初は湾曲した細いろうそくに絵を描くのが大変だったそうです。
そんな深香さんが技術を学ぶ一方、新しいろうそく作りも始めました。
それが手のひらサイズの丸い「花丸ろうそく」です。
「自分と同じ若い女性にも絵ろうそくに興味を持ってほしい」という思いから
考えたアイデアだとか。
細長いろうそくを丸い形にするため、試行錯誤を繰り返しました。
実に1年がかりで商品化できたそうです。
実際にお土産物売り場でも若い女性客が手に取っていました!
絵師歴2年の小池深香さん。
伝統工芸に新しい風を吹き込む女神でした。
