まだまだ寒い3月。お風呂で温まりたい時期ですが
新潟のお風呂文化を盛り上げようとする若者たちがいるんです。
まずは、新潟市西蒲区の日帰り温泉「じょんのび館で」
サウナを盛り上げる「熱波師」として活動する青島春希さん(19)
熱波師とは、タオルなどでパフォーマンスをしながらお客さんに風を送るエンターテイナー。
ドイツ発祥の文化で「アウフグース」と呼ばれ、近年、世界的に人気があります。
週末開催される青島さんのサウナイベントは、毎回大勢のお客さんでにぎわいます。
新潟のサウナを盛り上げる若き熱波師、青島さんの活動を追いました。
青島さんは今、アウフグースの世界大会に向けて猛特訓中。
目指すは日本予選で優勝し、世界大会へ進むこと。
これからも青島さんのチャレンジは続きます。
続いては「銭湯」に魅せられた女子大学生のナナオさん。
新潟市内11の銭湯を巡り、浴室を描いた「新潟銭湯ずかん」という本を自費出版しました。
SNSを中心に話題となり、今の時点で450部ほど売れているそうです。
建築の作図技法を使いつつ、それを水彩のかわいらしいタッチで描いています。
本の出版を決めたのは、ある銭湯の番頭さんから、新潟の銭湯の数が減っていると聞いたためでした。
このままなくなっていくのは惜しいと感じ、何か力になれないかと考えた結果、本を制作することに。
ナナオさん自身が売り込みをして、町の書店や銭湯に置いてもらいました。
若い人たちが「レトロでかわいい」という視点から銭湯に興味を持ち
実際に通ったりしてくれれば、銭湯を守ることにつながるとナナオさんは考えています。
今年、第2弾として、新潟県内全域の銭湯をまとめた図鑑も制作中。
楽しみですね。