県の北部に位置する関川村。
山に囲まれた、人口約5000人の小さな村です。
そんな地域で今、毎週金曜日になると
ある建物に行列ができる不思議な現象が起きています。
お目当ては、地元の主婦たちで営む小さなパン屋さん。
実は関川村には長年、パン屋がなかったため
先月オープンすると村民たちが殺到。
およそ400個のパンが、
なんと1時間で完売してしまうほど大人気なんです。
発起人は、地域おこし協力隊の吉田美香さん。
週に1度の開店に向けて、たった一人でパン作りをしています。
地元農家から直接仕入れたシイタケ
精肉店のソーセージを使ったパン
山でとれたトチの実やクルミを生地に練り込んだ「くるとっちー」
出来るだけ村の食材を使うことがこだわりです。
パンの販売は地元の主婦たちがお手伝い。
みんなで力を合わせて週に2時間だけ開店しているんです。
店名は「ぽっかりパン」
この日も開店と同時に、近隣からたくさんの人が来店。
わずか1時間ほどで約200個のパンが完売しました。
村民のためにお店を開いて焼き立てパンを届ける
地域密着型のユニークなパン屋さんでした。
【ぽっかりパン】 関川村下関913(旧斎藤医院内)
毎週金曜日のみ営業 午前11時~午後1時