新型コロナ禍で在宅時間が増える中、ペット人気が高まっています。
ペットと触れ合う時間も増え、飼い主とペットの関係も深くなっているようです。
家族同然の大切なペットのため、時代に合わせたペットサービスを行う企業も出てきています。
【犬の“社会化”幼稚園】
新潟市中央区にある「ペッツアベニュー スマイルワン」。
ここでは、ペットの販売を3年前から廃止。
代わりに力を入れているのが「犬の幼稚園」です。
「幼稚園」だけに、ただ預かるだけではなく、“教育”をする場所。
どんなことを教育するのかというと、「人間社会に適応できる」ようにするんです。
それによって犬のストレスが緩和され、吠えたりなどの問題行動も減るんだとか。
人間社会の刺激に慣れさせるためのサポートをこの幼稚園で行っています。
では、どんな教育を行っているんでしょうか?
例えば、店舗内に作られた特設パークで行うトレーニング。
様々な素材で作られた床の上で、「待て」や「伏せ」などを行います。
これは「足裏感触慣れ」といって、犬は足裏の感触にとても敏感なので、どんな素材の上でも平常心が保てるようにする訓練です。
また、玄関のチャイムなどの音にもビックリしないよう「音慣れ」の訓練も行います。
続いて、園外学習。この日は桜が咲く並木道でお散歩。
目の前を車や自転車が通る環境で、リアルな人間社会の刺激に慣れさせる練習です。
ペットが人間社会の刺激に慣れることで、ストレスなく、幸せに暮らせるように教育する幼稚園。
飼い主のみなさんは、ペットを家族同然に考え、少しでもいい生活を送ってほしいという思いでこの幼稚園に愛犬を預けていました。
「ペッツアベニュー スマイルワン 紫竹山店」
新潟市中央区紫竹山3-7-29
025-255-1230
【猫と暮らせる老人ホーム】
新潟市秋葉区で去年11月オープンした「住宅型有料老人ホーム おぎかわ」では、5階のワンフロア12室が飼い猫と一緒に入居できます。
部屋は猫が遊ぶスペースを確保できるよう広く設計しています。
壁紙は猫のにおいや爪あとがつきにくい素材を使用。
さらにペット専用の浴室もあります。
この施設を作ったきっかけは、長年、一緒に暮らしてきたペットと別れたくないという理由で施設入居ができずに困っている人がいたこと。
そしてもし、ペットと別れて施設に入所することを選んだ場合、そのペットの行き場がなくなってしまう、という問題があります。
高齢者もペットも不幸になる事態を改善すべく、このサービスに踏み切ったそうです。
ペットとの共生社会を目指す活動は、様々な場所で行われています。
「住宅型有料老人ホーム おぎかわ」
新潟市秋葉区車場897-1
0120-655-966(はあとふるあたご)