新発田市で約150年の歴史を持つ吉原写真館。
現在の建物は築86年。
国の有形文化財に登録されています。
この日は家族写真を撮るご家族が訪れていました。
家族の大切な一瞬を切り取る写真館。
店主は6代目の吉原悠博さん、62歳。
老朽化により、取り壊しの可能性があった建物をよみがえらせるために奮闘しています。
今回は、写真館に眠る歴史的な写真を見せていただきつつ、吉原写真館を守るために活動する吉原さんを追いました。
歴史的な写真の数々
築86年の建物は雨漏りや壁面が傷んだりと修理箇所が多く、
吉原さんは一時期、建物を壊して閉館することも考えていたといいます。
しかし、先代が残してくれた大切なものを残したいという思いで写真館を守ることを決心しました。
自己資金ではまかないきれない改装資金をクラウドファンディングで募集。
建物の文化的価値を伝えるため、手を付くしました。
すると、多くの人たちが賛同してくれ、
最終的には600万円を超える支援をうけたのです。
地元の人たちも吉原写真館を愛し、存続を望んでいました。
かつて、人々が集い交流の場ともなっていた写真館を目指し、吉原さんの奮闘は続きます。
「吉原写真館」
新潟県新発田市大手町2-6-22
0254-22-2056