日本古来の猟犬「梓山犬(あずさやまいぬ)」。
その数は少なく、県内で35頭、全国でもわずか110頭しかいません。
人間に忠実、かつ獲物を追う能力は非常に高く、極めて優秀な猟犬なのですが、近年、違った価値を見出されています。
それが、田畑を荒らす獣たちを追い払う「有害鳥獣対策犬」としての役割。
地域の人から信頼される梓山犬の働きぶりとは。
まるどりっ!では2つの地域を取材。
加茂市上高柳集落では、近年サルなどの野生動物による田畑の被害に悩まされていました。猟師も高齢化が進み、対策に手が回らない中、梓山犬を連れて集落をねり歩くようになったところ、サルたちが警戒して畑に寄ってこなくなり、被害が減ったといいます。
また、長岡市栃尾地域では、生後3カ月の梓山犬による、猟犬として働くためのトレーニングの様子を取材。遊びたい盛りの子犬でボール拾いもままならず…といった様子でしたが、飼い主に対してはとても忠実な姿を見せてくれました。
梓山犬に関するお問い合わせは下記まで
NPO法人 梓山犬血統保存会本部
090-8855-5772