2022.06.20世阿弥ゆかりの寺で「ろうそく能」
室町時代に能を大成した世阿弥ゆかりの佐渡市の寺で18日、幻想的な「ろうそく能」が披露されました。佐渡市にある正法寺は佐渡に流された世阿弥が身を寄せたといわれます。「ろうそく能」はろうそくのあかりで舞った世阿弥をしのぼうと「佐渡の能を識る会」が企画しました。新型コロナウイルスの影響で正法寺での「ろうそく能」は3年ぶり。約70人の観客が本堂を埋め、ろうそくに火が灯されると観世流能楽師松木千俊さんがシテ方を務める「東北」が演じられました。観客はろうそくのあかりに映し出される幻想的な世界を堪能していました。