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2024.04.02【変わる新年度】保育の質の向上を 保育士の配置基準が変更 受け持ち人数減に それでも海外基準には届かず【新潟】

【変わる新年度】保育の質の向上を 保育士の配置基準が変更 受け持ち人数減に それでも海外基準には届かず【新潟】
保育士の配置基準が変更
新年度となり様々な制度などが変わる中、保育の現場では76年ぶりに配置基準が見直され、保育士が1人で受け持つ子どもの数が減り保育の質の向上が期待されています。しかし、さらなる支援を求める声も上がっています。

新潟市北区にあるあがのこども園。坂上隆行園長は、76年ぶりの見直しを一歩前進と評価しています。

■あがのこども園 坂上隆行園長
「私たちも団体を通して国には配置基準の変更を訴えていた。確かに遅いとは思うが何も動かないよりは一歩前進したところは嬉しいと思っている。」

国が配置基準を見直したのは4歳児と5歳児にかかる保育。保育の質を向上させるため1人が受け持つことができる子どもの数が30人から25人になりました。
あがのこども園では、すでに保育士1人が25人を受け持つ体制をとった上でさらにパートタイムの職員も雇用しています。

■あがのこども園 坂上隆行園長
「成長すると行動範囲も広くなったり動きも早くなるので、今1対30での保育は難しいのでだいたいどの園でもそうだと思うがそれ以上の人が保育をしている。」

しかし、4歳児・5歳児の配置基準が、韓国では20人、スウェーデンは13人。見直されても海外の基準には届いていないのが現状です。

■あがのこども園 坂上隆行園長
「今保育の質が問われているところでそれには人をかけないと特に人を育てるには人がいないとなかなか難しいので今以上の基準にしてほしいと思う。」

人手が足りない園もあることから当面の間、これまでの基準で運営できる経過措置も設けられています。
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