2025.08.08【夏の甲子園】兄との約束 かなえた甲子園に挑む夏「中越ナイン」12日初戦【新潟】
清水悠利選手と兄の大夢さん
夏の甲子園『中越ナイン』は、来週12日の初戦で東東京代表の関東第一と対戦します。
兄の思いを背負って甲子園出場を果たした選手の思いを紹介します。
7年ぶり12回目の夏の甲子園に挑む『中越』。7月の新潟大会は、1試合平均7.8得点と強打が光りました。
その中でも随一の打撃センスを誇るのが、3番を打つ清水悠利。
新潟大会では打率3割9分1厘、6打点の活躍を見せました。
■中越 清水悠利選手(3年)
「自分の中では勝負強さ、チャンスで一本打てるところを売りにしている。楽しみながらチャンスを味わっている。」
清水は特別な思いでこの夏に挑んでいます。
■中越 清水悠利選手(3年)
「まずリベンジ、兄の分まで。」
3年前の夏、中越のレギュラーとして活躍した兄の大夢さん。準決勝で敗れ、甲子園に立つ夢はかないませんでした。
■中越 清水悠利選手(3年)
「兄が負けた日に中越に行く覚悟を決めました。3年前に俺が甲子園に行くと約束して。兄が負けた日も7月26日、今年優勝した日も7月26日で、3年越しに約束をかなえられてうれしい。」
茨城に住んでいる大夢さん。決勝は球場に駆けつけ声援を送りました。
■兄・大夢さん(20)
「試合後すぐ自分のところに弟が駆けつけてくれて『やったよ、約束かなったよ』とハグをしてくれて、『本当にありがとう。幸せな日だった」と言いながら抱きつきました。甲子園でも自分のプレーを堂々として、中越高校の歴史をさらに変えていってほしい。」
兄の思いを胸に、甲子園での活躍を誓います。
■中越 清水悠利選手(3年)
「甲子園を楽しく味わいながらプレーする姿を見せるのが一番の恩返しになると思うので、自分が楽しんでランナーを返すところを見せたい。」