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2026.04.15【特集】冬眠明けのクマ すでに86件の出没を確認、新たな「捕獲」の取り組み始める【新潟】

【特集】冬眠明けのクマ すでに86件の出没を確認、新たな「捕獲」の取り組み始める【新潟】
環境省は4月にガイドラインを改定
春を迎え、クマが動き出しています。2025年度県内でも人身被害が相次ぎ、県が新たな捕獲の取り組みを始めています。

■白井希咲記者
「新発田市では先週、体長約50cmの子グマ一頭が目撃されました。」

■住民
「子グマでも怖い。あまり出歩かないようにしようかなと。」

冬眠から目覚めたクマ。県内ではすでに86件の出没が確認されています。
長岡市では・・・

■入澤芽生記者
「川沿いの土手に仕掛けられていたわなにクマがかかり、緊急銃猟が実施されました。この付近では先週からクマの目撃が相次いでいたということです。」

ドラム缶のわなにかかったのは体長約1mのクマ。緊急銃猟により駆除されました。人の生活圏に入るクマが増えていることを受け、環境省は4月にガイドラインを改定し、基本方針を変えました。

■石原宏高環境大臣
「従来のクマの個体数を維持・増加させる考え方ではなく、被害が生じている地域ではクマの個体数を減少させていく考えも示した。」


4月はじめ、雪が残る十日町市に集まったのは県猟友会のメンバー約20人です。

■新潟県猟友会 池田富夫会長
「昨年クマがいっぱい出まして、今年の春1000人の会員を動員して(クマを)100頭とってくれという仕事の今日は十日町の第1日目。」

県内では、2025年度クマの出没が3528件と過去最多を更新。17人がケガをしました。県は被害を減らすため、今年初めて冬眠から目覚めたクマを捕獲する『春季管理捕獲』を猟友会に委託しました。

■新潟県猟友会 池田富夫会長
「クマが里に下りてきてしまって里に住み着いたから、それが去年出た。それをとってもらいたいというのが、いまの事業。」

6つの班にわかれて、山に入っていくハンターたち。山の中腹にクマを追い込むように各班が移動します。雪が残る急な斜面を進みながら痕跡を探します。

■県猟友会のハンター
「木に登っているクマを見つけるか、ほとんどは足跡を見て追い込んでいく。」

■新潟県猟友会 池田富夫会長
「痕跡が無いようなので、徐々に左右見ながら下るようにしてください。」

高台からハンターに指示を出し、クマを追い込んでいきます。空から捜索するためドローンも投入。2025年に出没した場所や沢の近くなどを重点的に捜索します。春先はブナの新芽などを食べるため、木の上にいることが多いそうです。

■新潟県猟友会 池田富夫会長
「今日はまだ見つからない。足跡がなにも見つからないので、ちょっと難しい。」

県はこの春、16市町村で約100頭の捕獲を目指しています。人里近くに設置したわなで捕獲するのとは違い、春は山のなかでクマを見つける必要があるため簡単ではないといいます。

この日捕獲はできなかったものの、その4日後・・・

■県猟友会のハンタ―
「2頭とれた。1頭は私が何とか。」

クマと対峙(たいじ)した緊迫の瞬間を語りました。

■県猟友会のハンタ―
「ちょうど射程距離に(クマが)いたので、何とか仕留めることができた。体重120~130kg、体長は130cmくらい。死んだと思って近寄ったらガッとやられることもあるという話だったので、何とか1発で仕留めることができた。」

『春季管理捕獲』を実施する5月末までの間に、大規模な捕獲活動を5回ほど行う予定です。

■新潟県猟友会 池田富夫会長
「春以降、出てくるのか出てこないのか。一応100頭とるということだけども難しいかな。頑張りますよ。」


クマの生態に詳しい新潟大学の箕口(みぐち)名誉教授は、この春の出没について単独の子グマが多いと指摘します。

■新潟大学 箕口秀夫名誉教授
「子グマは1頭で冬眠をして、冬眠から早いタイミングで目覚めて、一生懸命エサを探しているという状況がいま起こっているんだろうと思います。」

子グマは、母グマとはぐれるなどして学びを得られないまま冬眠していたとみられています。

■新潟大学 箕口秀夫名誉教授
「母グマから冬眠に適した場所『こういう場所で冬眠するといいんだよ』ということを十分学習できないまま冬眠をしてしまうということもあるのかもしれませんし、人里・市街地の構造物で冬眠する状況ができあがってきていることもありますので。」

子グマでも、遭遇したときは注意が必要と呼びかけます。

■新潟大学 箕口秀夫名誉教授
「子グマとはいえ鋭い爪は持っていますし、力もある程度強い。いわゆる人に対する殺傷能力は十分持っていますので、むやみに近づくことは避けていただきたい。」
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