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2025.09.30廃業した老舗旅館が新たな複合旅館へ「歩ける観光地 宿泊の上越」2026年1月に復活【新潟・上越市】

廃業した老舗旅館が新たな複合旅館へ「歩ける観光地 宿泊の上越」2026年1月に復活【新潟・上越市】
新たな複合型旅館として生まれ変わる『旧鈴木旅館』
10年以上前に廃業した上越市の老舗旅館が改修され、2026年1月にホテルやオフィスなどの機能を備えた『複合型施設』としてリニューアルオープンすることになりました。

上越市高田地区の繁華街、仲町に残る『旧鈴木旅館』。
明治初期に創業し、120年以上にわたり城下町・高田を訪れる行商人や旅人などに愛されてきました。惜しまれながら10年以上前に廃業しましたが、このほど地方都市の再生のために新規事業に取り組むベンチャー企業などによって、新たな複合型旅館として生まれ変わります。

■鈴木旅館総合プロデューサー 後藤寛勝さん
「『歩ける観光地 宿泊の上越』を目指したい。泊まることで体験や観光がより楽しくなるものを作ることを目指す。流れや循環は大切にしながら、しっかりアップデートしていく。いい意味で壊していくことをやっていきたい。」

現在改修工事が進んでいて、先日 現場が市民などに公開されました。町家づくり特有の梁や枠組みは生かすほか、客室も痛んでいない限りそのまま残すということです。宿泊施設のほか、仕事や勉強などで使えるコワーキングスペースや観光情報を提供する窓口などが設置されます。

■見学に来た人
「古い建物を上手にリノベーションして使っているところが増えてきたので、高田の街を歩くきっかけになったらいい。」

■見学に来た人
「イベントのときは客がたくさん来るけど通常はシャッター街になっているから、イベントがないときでもお客さんがたくさん来ればいい。上越の良さをみんなに知ってほしい。」

長年、高田地区で店を構える男性も歓迎しています。

■きものの小川 小川善司さん
「昔ながらの城下町の景観に配慮しながら(旅館が)残されることで、観光客にとっても一つの拠点になればいい。」

■鈴木旅館総合プロデューサー 後藤寛勝さん
「自分たちが『ここの場所で働いてみてもいいかな』とか『帰ってきてもいいかな』と思ってもらえるような、新潟だからいいんだというものを作っていくのが新潟の未来に必要。」

この日は、現場の公開に合わせて地元の飲食店などが自慢のグルメを提供。市民や観光客らでにぎわいました。

地域活性化の起爆剤として期待される『鈴木旅館』。10月中旬から宿泊の受け入れが始まり、2025年1月にすべての施設がオープンする予定です。
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