2025.09.02総裁選前倒しを求める県関係議員も「国政・国民に必要とされなくなる」自民・両院議員総会【新潟】
自民党県連は先週「前倒しを求める」方針を確認
自民党は2日、7月の参議院選挙を総括する両院議員総会を開きました。石破総理は続投に意欲を示しましたが、県関係の国会議員からは総裁選の前倒しを求める声が上がっています。
2024年の衆院選に続き、7月の参院選で与党過半数割れの大敗を喫した自民党。
■石破茂総理
「自民党として道筋を示す。責任から逃れることなく、しかるべき時に決断をすることが私が果たすべき責務。」
2日午後に開かれた両院議員総会で続投への意欲を示した石破総理。
党内から石破総理の責任を問い総裁選の前倒しを求める声が上がる中、県関係の国会議員からも-
■斎藤洋明衆院議員のXから
「一連の選挙で示された民意に対して、リーダーが率先して責任を明確にすべき」
8月31日、自身のXでこうつぶやいたのは財務副大臣の斎藤洋明衆議院議員。「総裁選の前倒しに賛成するに当たり、副大臣の辞任を求められれば辞任します」とも記しました。
■自民党 財務副大臣 斎藤洋明衆院議員
「ただ単に(石破)総裁の批判を外に向かって言うつもりは毛頭ないが、自民党自身が自己改革をして生まれ変わらないと国政・国民に必要とされなくなる強い危機感がある。前倒しを求めないことがあってはならないと思っていた。」
総会に出席した斎藤議員は終了後、UXの取材に対し「党を作り直すためには石破総裁の責任を明確にしてほしい」と直接発言したことを明かし、改めて総裁選の前倒しに賛成する姿勢です。
■自民党 財務副大臣 斎藤洋明衆院議員
「私は党員も含めたフルスペックの総裁選をやるべきと思っている。総裁が変わることが大事なのではなく、開かれた総裁選を通じて自民党の再生を大いに議論して、新総裁のもとで一致結束して自民党の改革をすることが大事。」
総裁選の前倒しについては、賛同する国会議員と都道府県連に書面の提出を求めるとしていて、自民党県連は先週「前倒しを求める」方針を確認。週明けにも機関決定する予定です。
一方の立憲民主党県連は8月31日、7月の参院選で2期目の当選を果たした打越さく良参院議員の選挙戦を総括。自民党の新人候補に1万票差まで迫られた『薄氷の勝利』と結論付けました。
■立憲民主党 打越さく良参院議員
「結果は厳しい戦いだったことも含め私の日ごろの活動、その他の叱咤(しった)も受け止めて次の6年に生かしていきたい。」
■立憲民主党 菊田真紀子衆院議員
「参議院議員は解散がないので、6年間きっちりと計画を立てて全地域を回り地域のことを知り尽くす努力を2期目にやってほしい。」
県連は、陣営内の緊張感が薄れたことや自民党の失言などが追い風になったことは否めないと総括しました。
■立憲民主党県連 西村智奈美代表
「実際に(自民候補に)追い上げられているという感じもあった。なぜこういう事態になったのかよく分析し、対応を打っていかなければいけない。」
立憲県連は今後、SNSの活用や新たな政党との向き合い方なども分析していくということです。