2025.07.28「真剣に本気で考えて」拉致被害者・蓮池薫さん 花火大会の会場で署名呼びかけ【新潟・柏崎市】
参議院選挙で拉致問題が議論されなかったことにもふれ
拉致被害者の蓮池薫さんが地元の柏崎市で、帰国できずにいる拉致被害者の救出に向け署名を呼びかけました。
26日に開かれた『ぎおん柏崎まつり 海の大花火大会』にあわせて署名活動をした蓮池薫さん。会場の柏崎中央海岸は47年前、蓮池さんと妻・祐木子さんが北朝鮮に拉致された現場で、訪れた多くの人に拉致問題は解決していないと訴えました。
■蓮池薫さん
「北朝鮮に我々は絶対に(拉致を)忘れていないし、今後も静まることはないと(署名で)メッセージを送るということ。若い人たちが積極的に署名してくれた。日本政府を多くの国民の力で動かしていくしかない。政局は我々には関係ない。」
7月の参議院選挙で拉致問題が議論されなかったことにもふれ、あらためて政府に行動を起こすよう求めました。
■蓮池薫さん
「北朝鮮にメッセージを送って関心を持つような形にしなければいけないが、残念ながら水面下でやっているかもしれないが全く見えない。政局とは別に(日本政府は)今の状況でいかに(北朝鮮を)動かすかを真剣に本気で考えて行動に移してほしい。」
柏崎市の新潟産業大学で特任教授を務める蓮池さん。今後も講演などを通じて、拉致被害者の早期救出を訴えます。