新潟市中央区の20代女性が、韓国人男性を名乗る者から計95万円をだまし取られる『SNS型ロマンス詐欺』に遭ったことが分かりました。

警察によりますと、5月21日、20代女性のSNSアカウントに韓国人の男性を名乗る者からメッセージが届き、女性は別のメッセージアプリに誘導されメッセージでやり取りを始めました。

当初、相手は女性に対して「日本でパン屋を開業するために一生懸命働いて貯蓄している」などと言っていましたが、その後「韓国の口座で給料を受け取れなくなった」「日本かアメリカの口座がないと換金できない」などと助けを求めてきました。

韓国人男性に代わって給料を受け取ってあげようと考えた女性は、相手の指示に従い、相手方の勤務先が運営するという出会い系アプリにログインしました。すると「カスタマーセンター担当者」を名乗る者があらわれ、女性はこの者の指示で5月26日～6月4日までの間に「換金サービスの購入費用」や「口座凍結の解除費用」などの名目で6回にわたり計95万円を指定口座に振り込んだということです。

女性は、6月4日に韓国人男性を名乗る者へメッセージを送りましたが連絡が取れなくなっていたため、詐欺被害に気付いて警察に届け出ました。警察は調べを進めています。