• 現在のお知らせはありません。

2026年01月09日(金)本日の番組表

UXニュースNEWS

2026.01.07『午年』の男性がつくる『ウマノバ』 地元の支えで駆け抜ける相棒との日々【新潟・湯沢町】

『午年』の男性がつくる『ウマノバ』 地元の支えで駆け抜ける相棒との日々【新潟・湯沢町】
株式会社『ウマノバ』高井一馬さん
地元・湯沢町にUターンし、馬たちと一緒に地域を盛り上げようと奮闘する男性がいます。この冬から、雪国ならではの新たな取り組みに挑戦。馬を愛する、午年生まれの男性の活動を取材しました。

つぶらな瞳に、ふさふさのしっぽ。湯沢町の馬小屋で暮らすのは、人懐っこい性格の『おこめ』としっかり者の『ざらめ』、そして2024年8月にざらめが出産した『わたあめ』の3頭です。

■高井一馬さん
「エサを食べるとき鼻や唇が動くのがかわいくて、そういうところが好きです。」

湯沢町出身の髙井一馬さん、午年生まれの35歳。以前は、岐阜県で馬と触れ合える児童福祉施設の職員として働き、3年ほど前に地域おこし協力隊員としてUターンしました。

■髙井一馬さん
「僕が生まれ育った時代が、バブルがはじけてあまり湯沢が元気のない時期だったので、湯沢を盛り上げたいなという気持ちがあってたまたま企業型の地域おこし協力隊というのを見つけて、それなら自分で動物の仕事が地元できると知ってチャレンジしてみようと。」

湯沢町は2021年4月に『起業型地域おこし協力隊』という制度を設け、隊員の独立を支援。
これまでに7人が町で起業し、活動しています。

■湯沢町企画観光課主任 森下亮さん
「湯沢町は、観光客はたくさん来るがそれに対する地元の人手不足という課題があって、それを解決するために開始された制度。町としては起業するための補助金を出しているので、どんどん新しくチャレンジしたい方に対して支援していきたい。」

髙井さんもこの制度を使い、着任から約10ヶ月後-
観光牧場を運営する『株式会社ウマノバ』を立ち上げました。目指すのは〝人と馬のふれあい〟です。

■髙井一馬さん
「馬はイメージとして荒ぶっているとか、全力で走っているという強いイメージがあると思うのですが、そうではなくてのんびりした動物ということを知ってもらいたいのと、それぞれのかかわり方ができる場所という意味で株式会社ウマノバをつくった。」

馬の魅力を伝えることで、湯沢町のさらなる盛り上がりにつながると感じています。

■髙井一馬さん
「湯沢はスキー・スノーボードのイメージが強いと思うのですけど、選択肢のなかのひとつに〝馬〟。乗馬できますというのがあると、グリーンシーズンも湯沢は盛り上がるんじゃないかなという思いでやっています。」

グリーンシーズンは乗馬にくわえ、エサやり体験なども実施。さらにこの冬、雪国ならではの新たな取り組みも始めました。

■髙井一馬さん
「これが馬そりですね。冬にできることないかと考えたときに、そりがいいのではないかと考えた。」

そり引きを担当するのは『ざらめ』。昔は重い荷物などを運んでいた「どさんこ」という品種です。

■観光客
「馬は草原とかのイメージなので、雪のなかでそりができるのは楽しかった。」
■観光客
「SNSでも見たことが無い景色なので感動。」
■地元の女性
「地元の人からしたら、ざらめたちが来てくれたことでみんなが馬に興味を持ってとても楽しませてもらっています。」
■地元の小学1年生
「またニンジンを食べさせてあげるね。」

■髙井一馬さん
「馬をいろいろな人に興味を持ってもらえるのがすごくうれしくて、この活動は地道に続けていきたい。(Q.今、ざらめはなんと言っている?)ニンジンも食べたし、もう休憩かなという感じ。」

ようやく軌道に乗ってきましたが、ウマノバの運営は苦難の連続だといいます。

■髙井一馬さん
「エサの牧草の値段も少しずつ上がっていて、エサ代はかなり大きいのでなかなか大変。」

髙井さんによると、馬の主食となる牧草は去年夏ごろから1kgあたり約30円も値上がり。それでも地域の支えに救われているといいます。

■髙井一馬さん
「ご近所さんからもらったけど食べきれないから、馬に食べさせてともらった人参。食べ応えがありそうでみんな見てますね。」

馬小屋を建設するときも、多くの支援がありました。

■髙井一馬さん
「1カ所ここで飼育できそうというところが決まったので、手配を進めていたらその話が無しになって。どうしようかなという状態だったんですけど・・・。」

馬小屋の土地探しに難航していた髙井さん。手を差し伸べた一人が、いま活動拠点となっている『湯沢フィッシングパーク』の堀之内豊さんです。

■湯沢フィッシングパーク 堀之内豊さん
「雪国は生活できないので、全員で協力してやっている。まだまだ湯沢もやるべきことがいっぱいあるが、若い人の考えをのばしていきたい。」

■髙井一馬さん
「本当に声をかけて助かったというか、本当にありがたかった。いろいろな人に助けてもらって何とかやっている。」

地元の応援を受け、2026年2月で創業から2年。今後、観光事業に加え挑戦していきたいことがあります。

■髙井一馬さん
「ゆくゆくは馬のお世話をしながら、体調や生活リズムを整えるなど福祉のサポートを受けられるような場所を作れたらいいなと思っている。馬は群れで暮らしている動物なので、言葉はわからないけど人の雰囲気などは感じ取るので〝セラピー〟につながっている。」

頼れる相棒たちと共に-
夢に向かって、午年を駆け抜けます。

■髙井一馬さん
「馬たちは家族というか同じ群れのような関係性かなと感じている。今年はいろいろなことにチャレンジして、いろいろな方に『馬』っていいなと思ってもらえるような1年にしたいなと思っている。」
ページのトップへ