2025.06.23【サッカー|J1・アルビ】J1残留へ 午後から新監督就任会見「苦しいかもしれないが絶対落とせない」【新潟】
新監督に入江徹コーチが就任
J1・アルビレックス新潟は、樹森大介監督との契約を解除したと発表しました。新たな監督には入江徹コーチが就任し、上位浮上へ再スタートを切ります。
樹森監督は、埼玉県出身の47歳。湘南や水戸などでプレーし、水戸ユースの監督やJ2水戸のコーチを務めたあと、今シーズンからアルビの監督に就任しました。トップチームで監督を務めるのは初めてで、ここまでリーグ戦20試合を終えてわずか4勝と苦戦。順位はJ2降格圏の18位とふるわず、シーズン途中での契約解除となりました。
樹森監督は、「勝利を積み上げることができず、厳しい結果に対して、悔しい思いと本当に申し訳ないという思いです」とコメントを発表しました。
■中野幸夫社長
「(J2)降格県内にいる立ち位置。ここを早く抜け出し、一つでも高い位置にいるように、これからも前を向いて頑張っていかなければならない。その現状を鑑みたときに、この段階ではあるが監督交代の決断をした。」
2024年12月に樹森監督の就任会見に同席した寺川強化本部長は、未経験の監督を招へいした理由を問われ「新しい監督を日本サッカー界に出したい」などとしていました。
23日午後の『新監督の就任会見』の場で、樹森監督の途中解任は当時の発言と齟齬(そご)があると指摘された寺川本部長は-
■アルビレックス新潟 寺川能人強化本部長
「解任したくない思いはもちろん持っていた。(樹森監督の)リーダーシップというか、選手を引っ張っていく部分が少し弱い部分があった。方向性という部分では僕自身が迷わせてしまった。僕の対話がまずかった部分は少し反省。」
新監督には、入江徹コーチが就任すると発表されています。
■入江徹新監督
「ベースのビルドアップはしっかり続けて、さらにそれを磨きをかけたいなと。ガラッと変えるのは難しいし危険だと思うので、そこよりも自分たちの武器をさらに自信をもってやれるようにしたい。」
入江新監督は、神戸やガンバでプレーした後、2008年からアルビのユースチームでコーチや監督を歴任。2022年からはトップチームのコーチとして指導にあたっていました。
■入江徹新監督
「ずっと17年間やってきて、今年苦しいかもしれないが絶対落とせないなという思いが・・・ものすごく強くて選手と話をした。だから選手にも協力をしてほしいと、その覚悟を持ってみんなに力を貸してほしいという話をした。まずは残留というところにしっかり向き合ってやっていきたい。」
入江新監督は、今後の試合を現状の選手たちで戦いたいとしていて、フロントに対し現時点で選手の補強は要望していないと話しました。
入江新監督は、24日午後7時からのアウェー川崎戦で初陣を向かえます。