2025.07.07【参院選|1人区】初めての週末 各党の大物来県 熱帯びる舌戦【新潟】
各党の大物来県 熱帯びる舌戦
参議院選挙が幕を開け迎えた初めての週末。早くも大物が各陣営の応援に入り、戦いは熱気を帯びています。
新潟選挙区に立候補しているのは届け出順に、政治団体NHK党の新人・原田公成さん、参政党の新人・平井恵里子さん、自民党の新人・中村真衣さん、立憲民主党の現職・打越さく良さんの4人です。
【自民党・新 中村真衣候補】―――
5日、厳重な警備が敷かれた上越市の中心部。自民党の新人・中村真衣さんの応援に入ったのはこの人です。自民党の石破茂総裁です。
■自民党 石破茂総裁
「国会議員になって40年を迎えますが、色々な人を見てきました。新人でこれだけきちっとしゃべれる、同時に何をしなければいけないのか、何のために政治家になるのかをきちんと言える人は中村真衣です。」
現職との激戦が報じられる中、選挙戦3日目での応援。
陣営関係者は「勝てる可能性があるということ」と捉えています。農家が多い県内。演説では『農業政策』にふれました。
■自民党 石破茂総裁
「基盤整備をきちんと行う、コストを下げる。そして国のために良いものを作る、安いものをつくる。努力した農家の方々には国がきちんとそれに報いる。消費者は生産者の苦労を理解して初めて正しい農政がある。」
■自民党・新 中村真衣候補
「隣に石破総理がいらっしゃいますが、まだまだ自民党は逆風が吹き荒れています。ゴールは新潟の元気だ、新潟の元気こそが日本の元気につながってくれると信じています。」
その後は、長岡市へ。
花角知事や磯田市長ら約900人が参加した決起大会に出席。『現金給付』の必要性を訴える一方で、消費税の減税は否定しました。
■自民党 石破茂総裁
「重点的に素早く給付を行うのは早くやらないといけないからです。消費税は法律に書いてあるように医療・年金・介護・子育ての大切な財源なんです。それに手を付けることはあってはならないし、国の財政をこれ以上悪くすることがあってもならない。」
■自民党・新 中村真衣候補
「石破総理は優しいんですよ、3月にも会ってますけど。まだまだですから頑張ります。」
【立憲民主党・現 打越さく良候補】―――
公示翌日の先週4日(金)。立憲民主党の現職・打越さく良さんの応援で、妙高市に入ったのは笠浩史国対委員長です。
6月の国会で衆議院を通過したものの廃案となった『ガソリンの暫定税率廃止法案』について、与党の対応を批判しました。
■立憲民主党 笠浩史国対委員長
「この参議院選挙で同じように与野党を逆転させてください。そうしたら暫定税率を次の秋の臨時国会で必ず廃止しますから。この1人区でどれだけ勝てるかで与野党逆転が参議院でもできるかどうか、それを大きく占うのが新潟の選挙区。」
6日は、旧民主党政権時代に厚生労働大臣を務めた長妻昭衆議院議員が県内入り。
■立憲民主党 長妻昭衆院議員
「責任政党として自民党はこの座を放棄したと確信いたしました。立憲民主党が社会保障・安全保障、一つ一つ責任を持って日本の政治を進める政党だと思うんですが皆さんいかがでございましょうか。」
大票田の新潟市内3カ所を回り、打越さんへの支援を呼びかけました。
■立憲民主党 長妻昭衆院議員
「今、横一線ということなので、1人区ですし何としても。相当激戦。」
通常国会で可決された『年金制度改革法案』にふれ、基礎年金の底上げを打越さんの実績としてアピールしました。
■立憲民主党 長妻昭衆院議員
「打越さく良さんが予算委員会で質問して石破首相に直談判したんです。年金のきちっとした改革をしなくてはだめだと。」
■立憲民主党・現 打越さく良候補
「今だって暮らしに本当に厳しい。老後はどうなってしまうんだろう、その思いを直接総理に対して問いただすことができました。様々な思い・願いがつまった1人区。どうか引き続き私に働かせてください。」
連日、党本部から応援が入ることについて打越さんは-
■立憲民主党・現 打越さく良候補
「必ず勝たなければいけない選挙区ということで、力を入れてくださっていると思います。責任を感じます。頑張ります。」
【参政党・新 平井恵里子候補】―――
7日朝の新潟駅南口。参政党の新人・平井恵里子さんの応援に駆けつけたのは、神谷宗幣代表です。
演説の冒頭は『コメ問題』について-
■参政党 神谷宗幣代表
「圧倒的に生産がおかしくなっているんです。これをやってきたのは自民党と公明党なんですね。減反政策・コメの価格を調整するためと言ってきましたけれども、コメもずっと30年間値段は下がり続けたんですよ。」
続いて『物価高対策』。ここでも政権批判が続きます。
■参政党 神谷宗幣代表
「(自民党公約の)2万円とか4万円の給付でずっと給付し続けないといけない。ずっと給付するんだったら減税でいいじゃないですか。なんで集めて配るんですか。」
候補者の平井さんも物価高対策をめぐり、政権の経済政策を追及しました。
■参政党・新 平井恵里子候補
「ものの値段が上がって賃金が上がっていないから、私たちは生活が苦しいんです。これでは幸せにはなれません。消費税の段階的廃止です。インボイス制度も廃止。」
7日(月)の朝にもかかわらず、多くの聴衆や党員が詰めかけた神谷代表の応援演説。
報道各社の調査では、6月の東京都議選で3議席を得た勢いが持続しているとみられています。
■参政党 神谷宗幣代表
「東京で起きたことは別に東京に限らず、とにかく参政党は普段から党員たちが何もこちらがオーダーしていなくても、辻立ちをやってくれたりビラ配りをやってくれたり、コツコツコツコツ活動してくださっているんですよね。地元の活動と認知がちゃんとつながれば、それは必ず支持につながっていきますから。」
立憲・現職、自民・新人らと戦う平井さんにエールを送りました。
■参政党 神谷宗幣代表
「平井さん、政治経験がまだまだないのでとにかく一生懸命思いで訴えていただいて、その共感を広げてほしいなと思います。」
【政治団体NHK党・新 原田公成候補】―――
NHK党の新人・原田公成さんは、NHKの集金システム改革とスクランブル放送の実現を掲げています。原田さんは公示日に新潟を離れ、SNSを中心に訴えを発信しています。