2025.07.14【夏の高校野球|新潟大会】「また一緒に野球しよう」中学時代のチームメイト2人が激突(村上桜ヶ丘-東京学館新潟)【新潟】
村上桜ヶ丘 13-5 東京学館新潟
夏の高校野球・新潟大会は、13日で2回戦が終了しました。週末に行われた試合では、中学時代チームメイトだった2人が初戦で激突。運命の対決の行方は・・・!?
12日に新発田市の五十公野球場で行われた第2試合。
2023年に初の甲子園に出場した『東京学館新潟』と、悲願の甲子園出場を狙う公立の雄『村上桜ヶ丘』。その試合に特別な思いを持って臨んだ2人の選手がいました。東京学館新潟のキャッチャー・遠山凌功と村上桜ヶ丘のエース・渡辺勇陽。2人は中学時代同じシニアのチームメイトでした。
別々の道を歩んだ2人。最後の夏、運命の対決が実現しました。
試合は、1回オモテから桜打線が火を噴きます。1番からの4連打で2点を先制すると、満塁でエース・渡辺。バッター対キャッチャー2人の最初の対決は、渡辺の公式戦初ホームラン!遠山に成長した姿を見せつけます。
4回ウラ、東京学館新潟・遠山は第2打席にショートエラーで意地の出塁をし、さらにチャンスを広げ村上桜ヶ丘・渡辺を追い詰めます。しかし、渡辺も意地の連続三振で応え得点をあたえません。
それでも7回ウラ、5点差に詰めよりなおも満塁で東京学館新潟・遠山に打席が回ります。セカンドゴロの間にランナーが生還し、これで差は4点。
9回オモテ、村上桜ヶ丘・渡辺の第5打席はスリーベースヒット!その後の打線もヒットを放ちこの回4点を追加します。
「試合終了」
ライバル同士、真っ向勝負で挑んだ夏。一生忘れないかけがえのない夏に変わりました。
■村上桜ヶ丘 渡辺勇陽投手(3年)
「良い試合ができてうれしかったし、凌功のためにも次の試合もしっかり勝って良い結果を残せるように頑張りたい。」
■東京学館新潟 遠山凌功主将(3年)
「自分たちのことを思って弁当作ったり朝早くから応援しに来てくれたり、遠征のときも来て自分たちのことを応援してくれて本当にありがとうございました。気を付け!礼!」
■東京学館新潟 遠山凌功主将(3年)
「今日できて楽しかったし、打席でもお前に向かっていけたのは本当に良かった。これからまた次の試合もあるけど一戦一戦戦って、プロとか目指すと思うけど応援しているから。また球受けたいから終わったらまた一緒に野球しよう。」
■村上桜ヶ丘 渡辺勇陽投手(3年)
「またしよう。」
■東京学館新潟 遠山凌功主将(3年)
「ありがとう。」
■村上桜ヶ丘 渡辺勇陽投手(3年)
「ありがとう。」
夏の高校野球新潟大会は、16日に4球場で3回戦8試合が行われます。