2025.07.25【夏の高校野球|新潟大会】明日は決勝「中越×新潟産大附」!準決勝詳報 ベスト4激闘【新潟】
いよいよ明日26日(土)決勝!
夏の高校野球・新潟大会は、いよいよ明日26日(土)決勝です。24日の準決勝も激闘が繰り広げられ、『中越』と『新潟産業大学附属』の勝ち上がった両校が頂点をかけて26日対戦します。
【中越|右のエースと4番が大活躍】―――――
準決勝・第1試合。左右のダブルエースを軸に順調に勝ち進んできた春の王者『中越』と、強力打線を武器に11年ぶりの決勝進出を狙う『関根学園』が対戦。
1回に先制を許し1点を追う関根学園。3回、中越の先発・雨木から1アウト満塁のチャンスを作ると、5番・池田が強烈な一打でランナー2人が返り逆転します。一気に流れをつかみたい関根学園の前に立ちはだかったのは、4回からマウンドに上がった中越右のエース・石山。MAX148km/hのストレートと、キレのあるスライダーを武器に三振の山を築きます。
中越打線は5回に同点に追いつくと、7回1アウト1・2塁と関根学園のエース・鈴木からチャンスを作り、4番キャプテンの窪田。
■実況
「インコース捉えた!2塁ランナー3塁を回る!回る!帰ってくるがタッチはできないーー!」
窪田のこの日3本目のタイムリーで中越が勝ち越します。
1点差のまま終盤へ-
中越の石山は、6イニングを投げ10奪三振の快投。9回オモテ、関根学園のエース・鈴木も175球の熱投でチームを鼓舞します。
「ゲームセット」
接戦を制した『中越』が2年ぶりの決勝進出を決めました。
■中越 窪田優智主将(3年)
「2年前決勝でサヨナラ負けしているので、その舞台に立てて自分たちがやり返せるという立場になったことはうれしく思う。学校一丸で甲子園に行きたい。」
敗れた関根学園ー
■関根学園 鈴木興丞主将(3年)
「もっと上まで勝たせてあげることが出来なかったので一番悔しい。この先、この悔しさをバネに成長していきたい。」
【新潟産大附|エース小平が投打で躍動】―――――
準決勝・第2試合は、『新潟産大附属』と『帝京長岡』の一戦。去年・夏の決勝と同じカードになりました。
連覇を狙う新潟産大附属の先発マウンドは、この大会全4試合を1人で投げ抜いてきた小平乃希。序盤は、去年夏のリベンジを誓う帝京長岡の猛攻を受け、3回に3点を先制されます。直後の4回、ヒットとフォアボールで2アウト2塁・1塁のチャンスをつくると、打席にはエース・小平。自らのバットで1点差に詰め寄ります。
しかし、その後も帝京長岡打線の勢いを止められません。2点を追う7回、2アウトながら一打同点のチャンスを作ると、打席には3番キャプテンの仙海。キャプテンのタイムリーで同点に追いつくと、5番・エースの小平もレフトへのタイムリーヒット!この回一挙5得点をあげ、逆転に成功します。
その後、小平はしり上がりに調子を上げていきます。3点リードの9回も小平がマウンドへ。新潟産大附属の大エースが投打にわたる大車輪の活躍。チームをノーシードから2年連続の決勝の舞台へと導きました。
■新潟産大附 小平乃希投手(3年)
「肩やひじの疲れは特に感じてはいないので、次の決勝戦も自分が投げる気持ちでやりたい。2連覇は自分たちにしかできないので、(優勝旗の)返還はしたがもう一回取り戻す気持ちで絶対に勝ちたい。」
注目の決勝は26日(土)午前10時から、一塁側・県内最多タイ12回目の夏の甲子園を目指す『中越』と、三塁側・初優勝の去年に続き連覇を目指す『新潟産業大学附属』の対戦となります。