2025.09.29【大相撲9月場所】大の里 横綱昇進後初・5回目の優勝『物言い』つき緊張走った糸魚川市民も歓喜【新潟】
糸魚川が育んだ横綱の躍進は続く
横綱昇進後初の優勝に糸魚川市民も歓喜に沸きました。(デカワイプ)大相撲9月場所はきのうの千秋楽、糸魚川市の海洋高校出身の横綱・大の里が5回目の優勝を決めました。横綱対決となった優勝決定戦を糸魚川の人たちも固唾をのんで見守りました。
13勝1敗で迎えた千秋楽。海洋高校近くの会場では、大の里の優勝を確信する100人以上の糸魚川市民がモニター越しに声援を送りました。
優勝がかかった結びの一番でまさかの敗戦。豊昇龍と2敗で並び、横綱同士の優勝決定戦に。しかし、大の里が気持ちを切らすことはありませんでした。
「大の里!大の里!大の里!」
歓喜の瞬間!しかし、ここで審判から『物言い』がつきます。
大の里の足が返っていたのではないかとの指摘に、再び緊張が走る糸魚川-
■九重審判部副部長
「大の里の足が返っているのではないかと物言いがつき、協議した結果、大の里の足は返っていません。軍配通り、大の里の勝ちといたします。」
■パブリックビューイング会場
「大の里、海洋高校バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!」
■糸魚川市民
「ちょっとハラハラしましたけど良かったです。勢いがついてきましたよね、だんだん。」
■海洋高校相撲部員
「(優勝決定戦は)普通だったら緊張やプレッシャーでなかなか自分の相撲が取れないと思うが、取り切って勝つのが大の里の強さかなと思う。」
2場所ぶり5回目の優勝で横綱昇進後、初めて賜杯を手にした大の里。糸魚川が育んだ横綱の躍進は続きます。
■横綱・大の里
「5回目ということで何度やってもうれしい瞬間のひとつ。しっかりとまた次の場所も優勝できるように頑張りたい。」