2025.06.11【拉致問題】「離ればなれになるなんて当時は考えたこともない」曽我ひとみさんが小学生に伝える【新潟・佐渡市】
拉致被害者の曽我ひとみさんが佐渡市・河原田小学校で講演
拉致被害者の曽我ひとみさんが、佐渡市の小学校で講演をしました。帰国できずにいる拉致被害者や母・ミヨシさんへの思いを語りました。
■曽我ひとみさん
「今、この瞬間にも日本に帰ることを信じている人がいること、空や海に向かって日本を思い涙している人がいることをわかってあげてください。」
曽我さんが訪れたのは、佐渡市の河原田小学校。4年生32人を前に、47年前・高校3年生の時に北朝鮮に拉致されたこと、そして一緒に拉致された母・ミヨシさんといまだ再会できずにいることを伝えました。
■曽我ひとみさん
「この時計は母であり、私が何かにくじけそうになると叱ったり励ましてくれる〝宝物〟です。あれからもう47年目になりました。こんなにも長い時間、母と離ればなれになるなんて、当時の私は考えたこともありませんでした。」
■児童
「自分を産んでくれた一番大切なお母さんに、長い間会えないということはとてもつらいと思う。」
「両親がいてくれることが大切なことが分かりました。」
曽我さんは今年度、14の小・中学校などで講演する予定です。