2025.10.22【拉致問題】拉致被害者・曽我ひとみさんが高市総理の就任受けコメント「拉致被害者全員を取り戻してほしい」早期の日朝首脳会談求める【新潟】
「一日も早く日朝首脳会談の場を」
拉致被害者の曽我ひとみさんが高市総理に対し、一日も早く日朝首脳会談を実現してほしいと要望するコメントを発表しました。
21日、自民党の高市早苗総裁が内閣総理大臣に就任したことを受け、拉致被害者の曽我ひとみさんが次のようにコメントを発表しました。
■曽我ひとみさん コメント全文
総理大臣就任おめでとうございます。私が2002年10月に帰国して丸23年が経ちました。この間、拉致被害者、拉致被害者家族の一人として、自分の出来ることを行動で示してきました。署名活動はじめ講演活動などを通して、母を含む拉致被害者全員を家族の元に帰してもらいたいとの思いからです。けれど、時間は待ってくれませんでした。家族会の親世代は、横田早紀江さん一人となり、私の母は間もなく94歳となります。待った無しの状況になっているのです。問題を先送りすることは許されません。
高市総理大臣には、強いリーダーシップを発揮し、一日も早く日朝首脳会談の場を設けていただき、何としてでも拉致被害者全員を取り戻してほしいと強く願っています。親子、兄弟姉妹と抱き合う姿を一日でも早く見たいと思っています。
曽我さんは、1978年に佐渡市で北朝鮮に拉致され、2002年10月に帰国を果たしました。共に拉致されいまだ帰国していない母・ミヨシさんが間もなく94歳になることなどから「問題を先送りすることは許されない」と指摘しています。